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ソーシャルメディアでタブレット市場の現状~iPadを中心に幾つかのカテゴリーに住み分けられる予想~|ニュース|ACCRETECH - 東京精密

1分で読めるシリーズ|2012年7月
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メディア視聴行動分析サービスを提供するニールセン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長兼CEO:福徳俊宏)、ソーシャルメディア分析サービス「BuzzMetrics」データから2012年6月に新たに発表されたタブレット端末、および電子書籍リーダー端末の4機種(※)について、その内容をまとめました。

(※) Microsoft Surface、Amazon Kindle、Google Nexus 7、楽天kobo(ソーシャルメディア上で口コミ数が5,000件を超えた機種を対象としています。)

図表1:タブレット端末、および電子書籍リーダーの口コミ数推移(日別)

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図表2:タブレット端末、および電子書籍リーダーの口コミ数(期間:2012年6月1日~7月10日)

2012年6月1日~7月10日の期間中、口コミ数が一番多かったのはAmazon社のkindleでした。電子書籍リーダー端末としてすでにアメリカで販売されていますが、6月26日に日本で近日発売される予告報道をうけ、1日で4.0万件に達しました。000件近くの書き込みが発生しました。すでに存在している端末名であることから、発表日以前の書き込みもみられたため、期間では一番多い口コミ数がなりました(図表2)。電子書籍リーダーでは、楽天株式会社が2011年に買収したkobo社(カナダ)の端末であるkobo touchと、同社が運営する電子書籍サービスを国内でも7月19日から展開するうけ、1。500件程度の口コミが発生しました。同時に端末の予約も開始され、楽天人気ランキングにランクインし、話題が継続して発生しており、1日に平均して500件程度の書き込みが持続していることが特徴です(図表1)。

Nexus 7は米Google社が販売する7インチのタブレット端末で、台湾のASUS社からのOEM提供端末を自社ブランドとして発売しており、199ドルと安い価格が特徴です。OSを搭載することが特徴的な端末です。

購買意欲はタブレット端末のほうが高い次に、「買った、予約した」購買行動、もしくは「欲しい買いたい」購買意欲を表す言葉が共に書かれている割合を示したのが図表3のグラフです。端末によって盛り上がった日に異なるために、口コミ数の集計期間をそれぞれ発表日から7日間としました。

図表3:発表後7日間の購買意欲の割合比較

未発売の商品であり、発表直後のBuzzを調査対象としたため、ニュース記事への反応が多く、購買意欲が書かれている口コミの割合は、5%以下と低くなっています。

タブレット端末はハード面、電子書籍リーダーはコンテンツと価格次に、以下の定義に沿って、購入意欲が書かれた記事を分析し、「買いたい」と思った時に、何を意識しているか、端末ごとに分析しました。

図表4:購買意欲の対象割合比較

端末ごとに「欲しい、買いたい」購入意欲が書かれた記事ランダムサンプリング(各100件)で以下の項目に分類。

1)ハード:画面の形(解像度、カラーなども含む)、画面の大きさ、薄さ、デザイン、キーボードやカバーなどの付属品も含む、など2) ソフト:OS、アプリ、コンテンツ(電子書籍リーダーの場合)など3)ハード:画面の形、解像度、カラーなども含む、画面の大きさ、薄さ、デザインやカバーなどの付属品も含む。価格4) 目的・オケイジョン:利用用途がはっきり書かれているもの、例)マンガを読むために欲しいもの、など5) 通信:kindleとiPadだけに見られた話題で、3G回線や通信会社の選択について。

1つの記事で2つの項目があった場合は複数カウントしている。また、特に理由のないものは100%にならない。

結果として、iPad, Surfaceはハード、Nexusは価格、電子書籍リーダーは価格とコンテンツの割合が高いことがわかります。

タブレット、電子書籍リーダー端末市場はiPad中心では最後に、購入意欲のある口コミの中で、他にどの端末を想起しているのかを探るために、購入意欲と同じ文脈で書かれた他の端末の口コミ数を調査しています。

図表5:購買意欲と共に語られる端末の割合

 結果としては、どの端末もiPadの想起率が高く、タブレット、電子書籍リーダー市場はiPad中心に語られていることがわかりました。またkindleは電子書籍リーダー端末以外ではNexus 7と多くの語られ3.7%、SurfaceはUltrabookと他の端末より高いことがわかりました。

弊社シニアアナリストの今田智仁は「現在、我々のデジタル環境はすべてのデータクラウドにおき、そのデータを扱うためのアプリはOSを選びなくなりました」、つまりソフト面での端末差別化が難しくなると考えられます、機能が特化・限定して価格面を抑えた商品と、ハードウェアの高機能・高操作性などの商品と二極化が起こることが考えられます、今回は直後の調査ということもありますが、具体的使用用途や目的などは書かないブランドの指名買いとなる口コミも見られます、端末ごとに消費者の購入意欲や端末への期待は異なることがわかります。

現在の市場はiPadを中心に形成されていますが、電子書籍リーダーのように機能を限定した商品群、Nexus 7のような低価格群、Surfaceのような高機能群などのように、タブレットの市場は幾つかのカテゴリーに住み分けされていると思われます」と述べています。

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ニールセン株式会社(旧ネットレイティングス株式会社)|会社概要会社概要

会社名:ニールセン株式会社(旧ネットレイティングス株式会社)英文社名: Nielsen Co., Ltd. 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-25-18 渋谷ガーデンフロント資本金:1億円設立:1999年5月代表者:代表取締役会長兼CEO 福徳俊宏代表取締役社長兼CEO 武智清訓主要株主:ニールセン、トランスコスモス株式会社 など

ニールセン株式会社(旧ネットレイティングス株式会社)は、ニールセン、トランスコスモス株式会社などの出資による合弁会社です。//www.netratings.co.jp/ でご覧いただけます。

ニールセンの消費者購買行動分析部門は、ニールセン・カンパニー合同会社です。

消費者調査、ショッパー調査、メディカルリサーチ、販売予測、マーケティング分析、コンシューマーニューロサイエンス分析、海外市場情報提供などを行っています。

ニールセンについて ニールセン・ホールディングスn.v.(NLSNは世界的な情報・調査会社で、マーケティング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報、トレードやそれに関連した分野でリーダー的地位を確立しています。

ニールセン株式会社(旧ネットレイティングス株式会社が提供しているソリューションと主な製品サービス

視聴者分析ソリューションインターネット視聴率データ Nielsen NetView、スマートフォン・メディア利用実態調査レポートインターネット基礎調査レポート Nielsen BasicReport など。

広告分析ソリューションオンライン広告統計データ Nielsen AdRelevance、Nielsen AdRelevance EXpenditure 広告効果分析サービス Ad Effectiveness など。

ソーシャルメディア分析ソリューションソーシャルメディア分析サービスNielsen BuzzMetricsソーシャルメディア分析ツールNielsen My BuzzMetrics など。

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本件に関するお問い合わせ先:ニールセン株式会社 広報担当 小宮山 聖花電話:(03)4363-4200-e-mail:jpw_press@nielsen.com

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