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不況マインド、南米に残留
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不況マインド、南米に残留

ニールセンの消費者景況感および消費意向に関するグローバル調査の結果によると、南米地域の消費者景況感は2四半期連続で下降し、調査対象となった7ヶ国中6ヶ国における指数の減少を受け、第2四半期には指数90まで落ち込んだ。唯一コロンビアが95と第1四半期から2ポイントの増加を見せた。ブラジル(100)、チリ(92)そしてベネズエラ(72)では景況感がそれぞれ6ポイント減少し、ペルー(98)とアルゼンチン(68)ではそれぞれ3ポイント、メキシコ(85)では1ポイント減少した。

「ブラジルでは、世帯収入が伸び続け失業率が低水準にとどまっている一方で、飲食料品の高騰が続き貸付金利も高いままです。FIFAワールドカップの開催国となったことに伴う期待感や誇らしさはありましたが、ブラジルは大統領選の真っ只中にあり、消費者は将来に関し慎重になっています。」 と、ニールセンブラジルのカントリーマネージャー、Eduardo Ragasolは話している。

地域全体を見ると、雇用見通しは南米7ヶ国全てにおいて落ち込み、雇用展望のマインドはチリで10ポイント、ブラジルで7ポイントそしてアルゼンチンで6ポイント下落している。不況で苦境に陥っていると感じている人の割合は、第1四半期の62パーセントから直近四半期の67パーセントへと増加した。資金不足の南米の人々は消費意向でも第2四半期に調査対象全てのカテゴリーにおいて抑制的な傾向を見せた。

ブラジルで不況マインドに拍車

ブラジルの消費者意識を詳しく見ていくと、同国の景況感指数”100”という数字の向こう側にある、より重大な事情が見えてくる。景況感のレベルが100という楽観視の基準値にあり、かつ回答者の70パーセントが自分の懐具合に不安は無いとするいっぽう、78パーセントがもっと貯金をするため自分の消費行動を変えたと答えている――節約マインドは前四半期から6パーセント増となり、ニールセンの調査でこれまで記録された中で最も高いスコアとなった。

これらの消費・節約パターンの根底にあるのは、不況マインドだ。自国が不況下にあると感じた回答者は2012年の第四半期には僅か32パーセントだったが、この数値はじわじわと増加し続け、今期には63パーセントのピークに達した。

*過去9年間の消費者景況感データがクリックひとつで各地域/国/四半期(~2006年までは半年毎)別に、分析できるようになりました。2005年までさかのぼってブラジルや、そのほかの国の消費者景況感をお調べになりたい方は、Global Consumer Confidence Trend Tracker をお使い下さい。

*消費者景況感に関する詳細とインサイトをご希望の方は、「ニールセン 消費者景況感および消費意向に関するグローバル調査」をダウンロードして下さい。