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製品・サービス購入のためネットに押し寄せる、東南アジアの消費者たちニールセン eコマースに関するグローバル調査の結果を発表
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製品・サービス購入のためネットに押し寄せる、東南アジアの消費者たちニールセン eコマースに関するグローバル調査の結果を発表

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関連資料:eコマースに関するグローバル調査 レポート【英語版】全文はこちら

– シンガポール人とマレーシア人が「世界で最も熱烈なオンラインショッパー」ランキング入り
– オンラインショッパーが最も心配なのはクレジットカードの安全性

*当リリース内で述べている「オンラインショッピング」には、パソコン、携帯電話、タブレットを使用して、製品、店舗、キャンペーン/クーポンに関する情報入手をすることも含まれます

ニールセンシンガポール報道発表資料をもとに作成:

マーケティングリサーチと分析において世界最大の企業であるニールセンは、「eコマース(電子商取引)に関するグローバル調査」の結果を発表しました。これによると、ここ2年間でオンラインショッピングをする消費者は大幅に増えていることがわかりました。オンライン小売業の急成長の礎を築いているのは、東南アジアでのインターネット接続デバイスの普及です。

ニールセン eコマースに関するグローバル調査では、世界中の消費者のオンラインショッピングおよび購入意向を調査するため、合わせて60の国の地域、3万人以上のネットユーザーから回答が集めました。この調査では、eコマースの成長を背景に、消耗品および非消耗品双方のカテゴリーにおける世界の消費者の購買意向について明らかにしています。

調査結果では、旅行サービスが映画、ライブ、展覧会やスポーツの試合といったイベントのチケットと共に東南アジアで最も広く購入されている商品であることが明らかになりました。シンガポール人の航空券やホテル・ツアー予約のオンライン購入意向が世界で最も高く、イベントチケットでも世界第2位にランク入りしています。シンガポール人の10人中、約7人が今後6か月の間にオンラインでの航空券購入(70%)とホテル・ツアーの予約(69%)を予定しています。マレーシア人のオンライン購入意向も高く、ツアー・ホテル予約で世界第2位、航空券とイベントチケット世界第3位の購入意向を示しています。タイの消費者の10人に約4人、またインドネシア、フィリピンとベトナムの消費者の約半数が航空券やツアー・ホテルをオンラインで購入しようとしています(図1参照)。
ここ2年間でオンラインショッピングランキングの上位を占めるカテゴリーは大きく入れ替わりました。2012年に最もよくオンラインを通して購入されていたのはコンピューター、ゲームソフト、携帯電話、衣料品やアクセサリーでした。 しかし、この2年で、東南アジアの人々はこれらのカテゴリーを引き続き頻繁にオンライン上で“閲覧”はしているものの、閲覧から“購入”に至るのは、他のカテゴリーのほうが多くなっています。

「近年、オンラインショッピングの人気が高まると共にオンライン小売業者のサービス・製品ラインナップは大きく進化してきています。特にインターネット接続デバイスが急成長したことを受けて、東南アジアの消費者が大勢オンラインに押し寄せています。彼らは必要だったり欲しかったりする製品やサービスの下調べや購入のためますますオンラインで検索をするようになっています。この上昇傾向は、オンラインショッピングサイトに対する消費者の親しみや信頼が増すのに比例して、今後数年にわたり続くでしょう。」と、東南アジア・北アジアおよび太平洋地域のエグゼクティブ・ディレクターであるコニー・チェンは指摘します。

東南アジア地域全体でデジタルコンシューマーはオンラインショッピングを楽しんでいますが、インドネシア、マレーシアとタイでは購入よりも閲覧のためにインターネットにアクセスする傾向があります。これに対し、最もよくオンラインで商品を購入するのはフィリピン、ベトナムとシンガポールです。東南アジアの消費者がオンラインで買い物あるいは買い物の検討をする主なきっかけとしてランク入りしているのは「製品購入前にオンライン上のレビューを読む」「商品の下調べ」そして「利便性」です。とりわけ、東南アジアの消費者の多くはインターネットを実際の店舗で買い物をする際の情報収集の手段として捉えてもいます。この傾向はインドネシア、フィリピンやシンガポールで最も顕著で、これらの国々では多くの消費者が店舗で買い物をする前にしばしばインターネットで商品を確認していることがわかりました(図2参照)。

「時間のない買い物客にとっては利便性や、商品情報、口コミの入手、そして価格の比較ができることがオンラインショッピングの主な誘因となっていますが、オンライン上の小売サイトが買い物に娯楽の要素を付け加えているという点も重要です。とは言え、消費者が実際の店舗で購入する前にオンラインで検索する頻度を踏まえると、小売業者は包括的な消費者戦略の一環として間違いなくデジタルを視野に入れる必要があると言えるでしょう。」とチェンは指摘します。

地域全体、特にタイやベトナムで食料品買い物リストのアプリやツール、そして割引アラートアプリといったeコマース機能が人気を集めています。ベトナムのインターネットユーザーの半数以上(56%) が買い物中や買い物に出かける前に割引アプリを利用し、44パーセントが食料品店の携帯アプリやオンラインツールを使って食品のリストを管理しているとのことでした。タイでは55パーセントが買い物に出かける前に節約アプリを利用し、44パーセントが買い物中に節約アプリを利用し、また40パーセントが食料品店の携帯アプリやオンラインツールを使って買い物リストを管理しています(図3参照)。クレジットカード利用の際のオンラインセキュリティは依然として東南アジア地域全体で主要な懸念事項となっており、カード情報をインターネット上で提供することに関する懸念の度合いは東南アジア6市場のうち5市場において世界平均を超えています。クレジットカードでのオンライン決済に最も慎重なのはフィリピンで(67%がオンラインでは安心してカード情報を預けられないと回答しています)、続いてタイ(62%)、インドネシア(60%)、ベトナム(55%)、マレーシア(52%)そしてシンガポール(41%)がこれに続いています。消費者の世界平均は49%です。

チェンはこう述べています。「オンライン上の小売環境になじむにつれて、東南アジアの消費者はもっと多くのツールやアプリを利用したいと思うようになっています。買い物をより簡単に、そして便利にするための手段としてであり、また最安値を探し出すためでもあります。しかしながら、クレジットカード情報をインターネット上で提供することについての懸念が依然として購入の障壁となっており、インターネット上の小売業者にとってはオンライン決済のセキュリティに関し、改めて、消費者の信頼を得ることが肝要です。」

オンラインショッピングに最も良く使われるデバイスとしてはパソコンが東南アジア市場の大部分を占めていますが、携帯電話の利用も地域全体で人気を伸ばしてきています。オンラインショッピングのために携帯電話を利用すると答えた人はフィリピン、インドネシア、ベトナムとタイが世界トップ10入りし、また全ての東南アジア市場が世界平均を上回っています。オンライン上の小売サイトにアクセスするための手段としてはタブレットの利用も人気を集めており、シンガポールを除く全ての東南アジア市場でオンラインショッピングのためのタブレット利用が世界平均を上回っています(図4参照)。

チェンはこのように述べています。「東南アジアにおけるインターネット接続デバイスの普及拡大がこの地域の消費者の購買行動に影響を与えている非常に重要な要素であることは間違いありません。所得水準の上昇、高速接続の普及とオンラインサービスの進化が今後数年に渡ってその影響に拍車をかけるでしょう。この伸びが継続傾向を見せていることから、eコマースはオンライン小売業者と実店舗経営者の双方にとって拡大しているオンライン消費者層に食い込む絶好の機会であると言えます。最先端の地位を維持するための秘訣は、消費者の需要を見極め理解することです。常に進化するオンライン上の行動について行くこと、そして消費者との継続的な関係を築く戦術を実行することも欠かせません。」

オンラインによるアンケートでは、世界各地から驚異的な規模で回答が得られるものの、その回答者はインターネットユーザーに限られ、総人口が反映されるものではありません。新興市場ではインターネット普及率はまだ低く、比較的豊かな若年層の利用者が多い状況です。また、購買習慣に関する内容は、実測データではなく消費者の回答に基づいています。

図1:今後6か月の間にオンライン購入しようとしている製品/サービス(トップ3カテゴリー、複数回答)

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図2: オンラインでの購入、購入検討、情報入手のきっかけ トップ3

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図3:小売業者の買い物アプリやツールの利用(複数回答)

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図4:オンラインショッピングで最も頻繁に使うデバイス(複数回答)

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ニールセン グローバル調査について 
「ニールセンeコマースに関するグローバル調査」は、アジア太平洋、欧州、中南米、中東/アフリカ地域そして北米の合わせて60の国と地域で30,000人以上の消費者を対象に、2014年2月17日から3月7日にかけて実施されました。サンプルには国、地域ごとに年齢や性別の条件が設定され、インターネットを利用する消費者を代表するように割り付けられています。最大許容誤差は±0.6%です。今回のニールセン調査はインターネットアクセスを持つ回答者のみを対象にしています。インターネット普及率は国によって異なります。ニールセンは調査に使用するデータ基準をインターネット普及率60%以上、もしくはインターネットユーザー1,000万人以上と定めています。なお、中国の消費者景況感指数は同国内の3,500人を対象に、複数の手法を組み合わせた調査の結果を基に作成されています。世界消費者景況感調査を含むニールセングローバル調査は2005年に創刊されました。

ニールセンについて
ニールセン・ホールディングスN.V.(NYSE:  NLSN)は世界的な情報・調査企業で、マーケティング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報の分野で主導的な地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークとオランダ・ディーメンに本社を持ち、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細はホームページをご覧ください:www.nielsen.com

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