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東南アジアのプライベートブランドに関する認識は向上 ~ニールセン、東南アジアと日本のプライベートブランドに関する意識調査の結果を発表 ~
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東南アジアのプライベートブランドに関する認識は向上 ~ニールセン、東南アジアと日本のプライベートブランドに関する意識調査の結果を発表 ~

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関連資料:世界のプライベートブランド市場動向についてのレポートはこちら

-東南アジアの半数は「プライベートブランドは有名ブランド製品の代替品となりうる」と回答しかし、全体に占めるプライベートブランド売上金額の割合は依然低い
-日本は東南アジアに比べるとプライベートブランドへの評価は低め

ニールセンシンガポール報道発表資料をもとに作成:

東南アジア全体で、小売業者のプライベートブランド(PB)またはストアブランドの製品に対する見方が改善しつつあります。マーケティングリサーチと分析に置いて世界最大の企業であるニールセンは、2014年の「ニールセン グローバル プライベートブランドレポート」を発表しました。これによると、東南アジア地域の多くの消費者はプライベートブランドに対する認識が向上し、プライベートブランドは有名ブランド製品の代替物となりうる、とみなしていることがわかりました。

当レポートでは、プライベートブランドの品質、価値、品揃え、およびパッケージに対する現在の消費者認識について明らかにしました。このレポートの調査結果によると、ベトナムの消費者の84%(世界1位)がプライベートブランドに対する認識が改善したと回答したのを最高に、タイでは83%(世界4位)、フィリピンでは77%、マレーシアでは70%、インドネシアでは66%、シンガポールでは64%が同様の回答をする結果となりました。なお、世界平均は71%、日本は63%でした。

今回のレポートでは、前回の2010年のプライベートブランドレポートの結果と比較し、小売業者がプライベートブランドとして売り出すものに対して消費者意識が急激に高まっている点を指摘しています。意識の高まりは特にフィリピンで見られ、消費者のうち4分の3 (75%) がプライベートブランドは有名ブランド製品の代替品となりうるほど優れていると考え(2010年比24%上昇)、また、69%がプライベートブランドの品質は有名ブランド製品に引けを取らないと感じており(同28%の上昇)、半数以上 (54%) がプライベートブランドの中には有名ブランド製品と同程度かそれより優れているものもあると考えています。プライベートブランドに対する意識はタイとマレーシアでも高く、消費者5人のうち3人(それぞれ65%および62%)が、プライベートブランドは有名ブランド製品に対する代替品として優れていると考えています(それぞれ22ポイントおよび16ポイント上昇)。半数以上のタイとマレーシア(それぞれ55%と52%)の人々が、プライベートブランドの品質は有名ブランド製品と同程度であると感じており(それぞれ40ポイントおよび29ポイント上昇)、タイ人の60%およびマレーシア人の46%はプライベートブランドの中には有名ブランド製品に負けていないかまたはそれ以上のものもあると答えています。(図1参照)

ただし、意識の改善は、プライベートブランドの売上にまだ反映されておらず、東南アジア地域全体におけるプライベートブランドのシェアは低いままです。シンガポールの消費者の3分の2 (66%) およびタイの消費者の28%はプライベートブランド購入の常連ですが、会計の際、最低1つでもプライベートブランド商品が買い物かごに入っている割合は10%未満です(図2を参照)。全体的にみれば、この地域におけるプライベートブランドの全体的な金額シェアは低いままであり、シンガポールでは6.3%、タイのシェアは2.9%に過ぎません。

「東南アジア全体でモダントレード(スーパー、コンビニエンスストアなどの近代的小売業態)の小売店形式が増えているため、プライベートブランドに対する意識は向上しています。しかし、認識の改善が売上を著しく伸ばす段階まで到達しておらず、しかも有名ブランド製品のプロモーション活動が増加したため、過去10年間、当地域におけるプライベートブランドのシェアの伸びはわずかです。」とニールセン アジア太平洋地域 リテーラーサービス ヘッドのピート・ゲールは述べています。

価格設定という点については、プライベートブランドが提供するお買い得感への認識は、東南アジア市場では世界平均より否定的です。この地域の最低はインドネシアで、46%しかプライベートブランドの価格はお買い得だと感じておらず、これは世界でも下から6番目でした。次にべトナムの55%、シンガポールの57%、マレーシアの58%、タイの59%、そしてフィリピンの66%と続きます。世界平均は67%、日本は54%でした。 逆に、プライベートブランドの品質に関する意識は改善しており、好きなプライベートブランド商品があればより多く支払うつもりであると回答した消費者数は増加しています。世界1位はフィリピン人で、4分の3近く (72%) にあたる人が好きなプライベートブランドには通常と同等かそれ以上払うつもりがあると回答し、ベトナム人は69%(世界5位)、タイ人は64%(世界9位)が同様に回答しています。(図3参照)

「東南アジアの買物客の大半が小売店のプライベートブランド価格は適正だと感じていますが、イギリス、アメリカ、およびオーストラリアのようなより成熟したプライベートブランド市場と比べるとまだ改善の余地があると思われます。ただし、有名ブランド製品よりも価格が高くても購入したい、また、もう一度購入するつもりだと答えるプライベートブランドのレパートリーを構築しつつある人が増加しているのは興味深いことです。これは、試し買いを促し、時間をかけてロイヤルティ(忠誠心)を獲得するため、小売業者がプライベートブランドの品ぞろえを地域の嗜好に合わせて調整する重要なチャンスであることを示しています。」とゲールは伝えています。

ニールセン グローバル調査について
「ニールセン プライベートブランドに関するグローバル調査」は、アジア太平洋、欧州、中南米、中東・アフリカ、北米の60の国と地域で3万人以上の消費者を対象に、2014年2月17日から3月7日にかけて実施されました。サンプル数はインターネットユーザーをベースに、各国・地域の年齢や性別によって割り当てられ、インターネットを利用する消費者を代表するように割り付けられています。最大許容誤差は ±0.6% です。今回のニールセン調査はインターネットアクセスを持つ回答者のみを対象にしています。インターネット普及率は国によって異なります。ニールセンは調査に使用するデータの基準をインターネット普及率60%以上、もしくはインターネットユーザー1,000万人以上と定めています。世界消費者信頼感調査レポートを含むニールセングローバル調査は2005年に創刊されました。

ニールセンについて
ニールセン・ホールディングスN.V.(NYSE:  NLSN)は世界的な情報・調査企業で、マーケティング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報の分野で主導的な地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークとオランダ・ディーメンに本社を持ち、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細はホームページをご覧ください:www.nielsen.com

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