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超・常識:eコマースは、食料品業界にとって絶好の機会
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超・常識:eコマースは、食料品業界にとって絶好の機会

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By John Burbank, President, Nielsen Strategic Initiatives

今日、我々アメリカの消費者は、オンラインでの食料品の購入をあまりしていない。食料品や多くのオンラインショップのカテゴリーにおいて、ヨーロッパやアジア諸国の消費者に遅れをとっている。しかしながら、食料品業界は、オンラインショッピングの本格参入にはまだ猶予があると考えるのではなく、準備段階のチャンスであると捉えるべきである。消費者のオンラインのニーズの拡大に合わせて、ニーズを満たす方法を見つける必要がある。

我々アメリカ人は、オンライン生活に頼っていると思われている。事実、スマホ及びタブレット、その他のデバイスに常に接続し、オンラインショッピングを頼っている。我々は、確かに、購入の際にオンラインで検索し(63%)口コミを閲覧し(63%)オンラインショッピングに利便性を見出している(78%)。しかし我々は、オンラインショッピングによる購入をいまだに躊躇しているカテゴリーもある。

アジア太平洋地域では高いオンラインショッピング率を維持している。

中国や韓国は、化粧品や食料品のオンラインによる購入率が高い。西ヨーロッパは日用品をオンラインで購入することが多い。イギリスではFMCG(日用消費財)をオンラインで購入する人が、2013年第一四半期から2014年第一四半期の間で、7000万から9100万に増加している。フランスでは旅行が2013年第一四半期から2014年第一四半期の間で、3200万から4200万に増加している。

なぜアメリカ人は、特定のカテゴリーにおいてのオンラインショッピングをしたがらないのか。その理由として46%が送料、37%がクレジットカードの情報をオンラインに入力すること自体に信頼が置けないと述べている。

しかし(eコマースを妨げるような)予期せぬ断絶が起こらない限りは、e-コマースの拡大は時間の問題になっている。アメリカ人は飛行機及びホテル、ツアーの予約をしたいと思っており、電子機器及びeブック、音楽(ダウンロードしたものではない)の購入率が、この3年間で2倍以上になっている。食料品はさらに少ないが着実に増加している。

 

ミレニアルズ世代(1980年代およびそれ以降に生まれた人々)対ベビーブーム世代

 このことは、ミレニアルズ世代には特にあてはまる。最近の調査によると、ミレニアルズ世代の半数以上があらゆる分野のカテゴリーでの購入においてe-コマースチャネルを利用したいと思っている―これはベビーブーマーと称される世代の4倍である。ミレニアルズ世代が新しい方法に順応して、年長者よりも早く情報をやり取りし、メディアを視聴しているように、彼らは買い物する新たな手段を学んできたのである。

もちろん、ベビーブーマーが高齢化したように、ミレニアル時代は“高齢化”している。新たに家庭を築いているのはミレニアルズ世代であり、食料品業界が彼らの興味を引かなければ、新たな世代からもたらされるロイヤリティと利益という観点において、多大な損失を被るだろう。

我々は、まだこのことをあまり強調できていない。今、データの数値は厳密に見えるが、光陰矢のごとし、技術革命は待ってくれない。アマゾンは商品当日発送という新サービス、グーグルやアマゾンもドローン配送(無人配送)を検証している。そのような改革もサイエンスフィクションだと思われがちだが、数年前、電話でテレビを視聴し、10億もの“友人”と無料で通信できることを誰が予想できていただろうか。 e-コマースの成長曲線は、ムーアの法則の提唱以降のテクノロジーのトレンドとなっており、必ず、数字上の増加よりも爆発的に増加していくと考えている。

消費者は変化している、ゆえに小売業の鉄則でもあるように、サプライヤーも変化しなければならない。この立証はまだ初期段階にあるが、それでも“立証”は“立証”である。 食品業界―そしてメーカーは―消費者を理解した上で過剰な投資をする必要がある。そして消費者のニーズにあったサービスを工夫して提供し始めなければならない。

フェイスブックのオフィスの看板で有名なもののひとつにあるように、食品業界で早々に失敗した者が、後に成功者になるかもしれない。繁栄するのに多くの成功した経験は必要ない。

アメリカは、アジア太平洋諸国と違ってくるだろうと考える根拠はない。アジア太平洋諸国では、ただ、ラーニングカーブが進んでいるだけだ。アメリカの食品業界は、太平洋地域を見て、今後どうなるかを考えるよい機会だと捉えるべきだ。未来はすぐに現在のことになるからだ。

*この記事は、元々プログレッシブグロッサーProgressive Grocerにて掲載された