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米国に花粉症の季節が到来、OTC抗アレルギー薬は鈍いスタート
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米国に花粉症の季節が到来、OTC抗アレルギー薬は鈍いスタート

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関連ページ:OVER-THE-COUNTER ALLERGY MEDICINES GET A SLOW START AS POLLEN SEASON BEGINS ACROSS THE U.S.(英語)はこちら

米国の多くの地域において、秋の花粉症の季節が到来し、特に一部の都市においては極端に蔓延しています。大気中の花粉、ブタクサ、カビのレベルがここ数週間上昇しており、シカゴなどでは花粉の数が通常の約2倍にもなると報告されています。気温の大幅な変化、湿潤気候、二酸化炭素、これらすべては地域の花粉のレベルに影響を与え、上昇させる要因として知られています。

一般的なアレルギー物質が今年も例年通り飛来しているにもかかわらず、OTC抗アレルギー薬の季節的な売上増加はいまのところ認められません。実のところ、売上はわずかに減少しているのです。2018年9月8日までのNielsen Friday Morning(ニールセン・フライデー・モーニング)データによると、OTC抗アレルギー薬の売上は5,200万ドルに達しましたが、前年同期と比べ9%減少しました。実際、過去4週間にわたりアレルギーカテゴリーの売上高は平均3%減となっています。

1年間で見た場合、抗アレルギー薬の売上も前年と比較して減少しています。しかし、興味深いことに本年8月25日までの過去12か月間の売上金額は2015年と2016年の同期間を上回っています。したがって今年の大気中のアレルギー物質の上昇は、消費者が抗アレルギー薬を多く購入した2017年ほどのピークをまだ迎えていないだけかもしれません。

消費者は有名ブランドの治療薬を信頼

日用消費財全体においてプライベートブランドはナショナルブランドの成長率を引き続き上回り、金額ベースで5%もの差をつけています。ナショナルブランドの成長率は前年比1%と比較的停滞している一方、アレルギーカテゴリーにおいては状況が逆転しています。消費者はアレルギー症状の緩和のため、馴染みがあり信頼できる有名ブランドを選択しているのです。

OTC抗アレルギー薬のナショナルブランドは、全カテゴリー売上の63%を占めており、昨年と比較し約2%成長する一方で、プライベートブランド治療薬は5%減少しています。ナショナルブランドの販売数量は1%を下回る減少を考慮すると、この成長要因は主に値上げによるものです。しかし、プライベートブランドの販売数量の減少も1%以上となっていることから、抗アレルギー薬はプライベートブランドでも消費が低迷しており、依然有名ブランドの方が消費者に選択されている状況が見て取れます。

秋の花粉症の季節がピークを迎えるにつれ、消費者が症状の悪化を回避しようとするためOTC抗アレルギー薬の売上は増加する傾向にあります。そして有名ブランドの抗アレルギー薬は消費者の時節的なニーズを満たし、市場で確固たる位置づけにあります。ニールセンはOTC抗アレルギー薬の週販データを秋冷えの訪れる、落葉の季節まで注目してゆきます。

この記事はFMCG市場の状況をいち早くお伝えする、Nielsen Friday Morning (ニールセン・フライデー・モーニング) データに基づき作成されています。詳細についてはこちらをご覧ください。
* Nielsen Friday Morning(ニールセン・フライデー・モーニング)データはコンビニエンスストアを除くすべてのチャネルを対象