インサイト

不確実性の高い今こそ消費者ニーズの探求を
ニュース

不確実性の高い今こそ消費者ニーズの探求を

Jennifer Kehl

現在のような不確実な時代では、消費者とのつながりを保つことが特に重要です。 あなたがどのような製品開発のアイディアを検討している時も、消費者のインプットが必要です。消費者ニーズの変化に寄り添った新ベネフィットの追加でも、パッケージリニューアルでも、今後期待される消費者ニーズに寄り添う新製品パイプラインの構築でも、消費者からのインプットが必要なのです。 しかし、現在の状況では特に、消費者のインプットを得ることは難しくなっています。通常のように、例えばフォーカスグループなどの対面での情報収集は出来ないことがあります。環境も急速に変化するので、より機敏に対応する必要があります。

例えば、自分で設計し実施出来るDIY(Do It Yourself)調査はどうでしょうか? 便利で安価で時間も掛かりません。しかし調査結果の数字なりコメントは解釈の余地が広すぎてしっかり分析できず、そもそも深掘り分析もできない等、柔軟性に欠けることもあります。簡単に消費者のインプットを得ても、それを基に重要な意思決定をするにはリスクが大きすぎると言わざるを得ません。

どうしたら、素早く、しかも確かなアイディアの意思決定が出来るのでしょうか?私は、以下をお勧めします。

1.多角的な指標で、アイディアの優先順位を付ける:現実の世界では、ビジネス目的は多面的です。検討中のアイディアの優先付けも、複数の視点に基づく必要があります。一つで全てをカバー出来るといった戦略を考えるのは難しいですから、指標についても、適切な複数のものを、柔軟に決めていく必要があります。例えば、消費者との関連性、信頼性、独自性、もしくは利用シーンやターゲット消費者など。あなたのビジネスを推進するためには、最も洞察力に富む指標を使って、アイディアを評価することが必要です。  

例えば、スナックブランドが、新しい食シーン開発を目的としているなら、どのアイディアが、現在の延長にある食べ方を超えて、新しい食シーンで食べてもらえるか、を評価する事が重要になります。ソーティング分析を使えば、最も魅力的なアイディアを絞り込むことができます。更に、消費者はどのような時に、どのようにこの商品を食べようとしているかが分かり、アイディアを更に尖らせる事が出来ます。

2.広い視野から見て、重要な消費者グループに絞り込む:幅広い消費者の考えを見ることは重要です。というのも、事前には、誰がそのアイディアに興味を示すか分からないからです。一方、ただ幅広い消費者の情報に基づくだけでは、真相に迫ることはできません。重要な消費者グループがどのようにアイディアを評価しているかを知る事は、より深く多様な理解に繋がります。それによって、新しいトレンドを活用したり、隣接するカテゴリーのどこにアイディアを拡張していくか、次にどの消費者グループに広げていくかなど、ビジネスを拡大していくことが可能になります。

例えば、全ての商品にグルテンが入っているカテゴリーでグルテンフリーの商品を導入を検討した場合、ほとんどの消費者はグルテンフリーがこのカテゴリーにある事を想像していないでしょう。このようなときには、もっと絞った消費者グループでこのアイディアや他の選択肢を調べる必要があります。

3.スピード重視かつ賢く:外部環境が非常に流動的なので、消費者への意見の聴取もスピーディに行う必要があります。とはいえ、明確さと信頼性を犠牲にしてはいけません。そうするとDIYの調査と同じようなことになってしまうからです。弊社のオンラインインサイトプラットフォームはカスタマイズ可能で、柔軟性を担保した上でスピーディに実施出来ます。また、弊社の新しいアイディアを評価する分析部門の担当者にご相談頂ければ、最も成功確率の高い選択肢を判断する材料を適切に提供差し上げます。

最近弊社BASES部門(新製品アイディアを評価する分析部門)が実施したマーケターへの調査によると、メーカーの抱える現在の調査環境の最大の課題は、データ収集に時間と労力が掛かかり過ぎるというものでした。殆どの回答者は時間が最も重要でありながらも、しっかりしたデータや消費者の理解については妥協したくないと答えています。この事実を私なりに解釈すると、早い段階で、アイディアを可能性の高い順にリストアップしておくことがリサーチのプロセスとして大切であり、それにより健全で、消費者ニーズに合った新製品アイディアを手元に置いておくことができると考えています。これを省略することは賢明とは言えないでしょう。

ニールセンのクイックスクリーンは従来のスピーディなスクリーニング調査の制約を取り去ることが出来ました。この最新の調査手法によって、マーケターは迅速に深い分析が可能になり、調査の質を犠牲にすることもなくなり、費用も抑えることも出来るようになりました。詳細のお問合いわせは、ニールセン担当者か、以下のお問い合わせ先までメールをお願いします。