スマートフォンで家族や友人とコミュニケーションし、パソコンで情報収集や買い物
- 商品やサービスの閲覧、購入ともにオンラインショッピングはパソコンからの利用が主流
- ただし若年層ではスマートフォンからの購入が主流
- SVODでの動画視聴はパソコンからが最多。
まず、各デバイスの利用目的を見ると、パソコンでは1位と2位が「必要な知識・情報を得るため」、新しい「知識・情報や面白い情報を得るため」の情報の取得となり、3位、4位には「商品やサービスを購入するため」、「買い物に関する情報を得るため」、ショッピングに関連した利用、5位はエンターテイメントを楽しむための利用となっています。
次に、ショッピングでのパソコンとスマートフォンの利用状況をみると、閲覧、購入ともに最も利用されるのはパソコンで60%弱利用されており、スマートフォンは全体では35%となります。
最後に動画関連の利用状況を見ると、最も利用率が高かったのは無料動画となり、有料動画の利用は視聴コンテンツごとに支払うPPV(ペイ・パー・ビュー)、および月額で一定料金を支払うSVOD(サブスクリプション・ベースのビデオオンデマンドDemand)とも10%以下と低くなっていました。視聴に最も利用されているスクリーンは、パソコンで、長尺なコンテンツの有料動画のほうが無料パソコンとスマートフォンの利用率に差がみられました。
エグゼクティブアナリストの中村義哉は次のように述べています。「スマートフォンが人々の生活に欠かせないデバイスとなり、スマートフォンを中心としたインターネットサービスの利用が定着し始めている、それが既存のスクリーンの役割の全てを代替するには至っていないことがわかりました。
ニールセンデジタルコンシューマーデータベース2015についてデータベースは、デバイス(スクリーン)とコンテンツ(サービス)の両面から、その利用状況を調査することで、今日の消費者が、「どのデバイスから」「何を視聴し、どんなサービスを利用している」のかを俯瞰できる基礎調査です、758人を対象に調査を行いました。サンプル数は、上記デバイスからのインターネット利用者の人口構成比によって割り当てられ、インターネットユーザーを代表するように割りつけられています。
お問い合わせ中川奈津子、コミュニケーションズ Tel: +81 3 6837 6549Email: JPNwebmaster@nielsen.com