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オンラインおよび実店舗におけるペットフードの上昇傾向:オムニチャネルとしての視点
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オンラインおよび実店舗におけるペットフードの上昇傾向:オムニチャネルとしての視点

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関連ページ:AN UPTICK IN CLICKS AND BRICKS FOR PET FOOD: AN OMNICHANNEL PERSPECTIVE(英語)はこちら

米国における多くの日用消費財産業が劇的な変化を遂げているなかで、ペットケア業界もまた例外ではありません。私たちの食料品および飲料同様、ペット用品の品揃えや購買に至る選択肢は、消費者の購買形態を変化させながら「ふさふさのかわいい友達」のため、爆発的に多様化しています。また、市場には多すぎる選択肢があり(地域密着型ペットショップ、量販型ペットショップ、動物病院、オンライン小売業)、加えて製品や仕様における変化のスピードが速いほどブランドやマーケティング担当者にとってオムニチャネル(1)としての視点が不可欠となります。



ニールセンのオムニチャネル全体においてアメリカ人は、昨年ペットフードの一般食およびおやつに約330億ドルを費やしました。一年前と比較するとこれは売上高で5%、すなわち15億ドルの増加を表しています(2)。ペット用品部門の販売数量の伸びは鈍いものの、ペット用食品(一般食およびおやつ)は、FMCG業界全体にとってとても重要な牽引力となっており、この傾向は特にオンライン小売業(それ以外にあるだろうか?)において顕著に見られます。

消費者はオンライン小売業でペットフードを購入
オンライン小売業および実店舗全体における5%の伸びに対し、ペット用消耗品の売上はオンライン単体で今年53%増加しました。

オンライン小売業の急成長は、実店舗のペット用品小売業に警鐘を鳴らしているかのように見えますが、消費者はネットショッピングを好むからといって実店舗を見捨てているわけではありません。実際のところ、愛犬や愛猫の買い物となると飼い主はかなり特別です。ニールセンが実施するデジタル・ショッピング・ファンダメンタルズの調査結果では、飼い主の2人に1人(51%)は、ペット関連商品のオンライン購入の意思を示していません。

当社は、リアルタイムで飼い主特有の感情がもたらす影響を検証し続けています。動物病院、量販型や地域密着型ペットショップは全体的に売上が減少していますが、一般小売店や地域密着型ペットショップは飼い主との共感を通じ、オンライン販売の急速な成長と並行しつつ、控えめながらも成長を後押しする方法を模索し続けています。



健康志向の理想主義が一般小売店の成長を牽引
電子商取引が急成長しているからといって、ペットフード需要を満たすうえで消費者の足が一般小売店から遠のいているわけではありません。実店舗における成長は依然緩やかですが、消費者は従来型の一般小売店でペットフードに160億ドル以上を費やしており、これは1年前と比べ2%近く増大したことになります。数量は同じ期間に1%減少し、消費は鈍化しました。多くの場合、ここで見られる売上高の上昇は一般小売店の高級ペットフードブランドの取扱いと関連づけることができます。私たちの食料雑貨チャネル同様、消費者はわざわざ遠くまで足を運んで「かわいいペットたち」のため、高級品の品揃えを探し求める必要はもはやありません。


知識豊かな消費者が一般小売店において健康的な製法の(より高価な)製品を求めています。

この傾向はウエットタイプには健康上の利点があると消費者が認識していることにより(たんぱく質が多く、穀物が少ない)ドッグフードカテゴリーの成長を支えています。ドッグフード全体の売上高は1年前から2%増加していますが、ウエットタイプの売上の伸長は顕著に2倍以上であり、自然食や人工着色料無添加を謳ったウエットタイプには急激な成長が見られます。ドライタイプは引き続きカテゴリー売上の圧倒的シェアを占めていますが、成長は停滞しています。消費者の心と財布がより健康志向になるにつれて、ウエットタイプの上昇は続くかもしれません。

高品質、高価格が変化を起こし、専門店が応える
ペット用品専門小売業態(量販型および地域密着型)を合わせると、ペット用食品の売上は年間で80億ドル、32億重量ポンド(145万トン)になります。しかしながらこの部門における業績は一律ではありません。事実、量販型店舗における売上、販売数量はともに減少していますが、地域密着型店舗においては売上、数量とも引き続き大幅な成長を遂げています。

地域密着型は、顧客別のサービスや買い物客が興味のあるコミュニティへのアクセスを提供できるという点で差別化されています。これらの要因は消費者にとって魅力的であり、過去の実績をよく見ると地域の小規模チェーンと独立型小売店が、ペット専門店の中でもっとも成長を牽引してきたことを示しています。オンラインストアで提供される比類のない品揃え、また一般小売店でもペットフードが取り扱われているという利便性により、量販型専門店はますます苦戦を強いられています。

地域の独立型小売店が売上増大のため実際活用している分野の一つに、高品質ペットフードと栄養促進食が挙げられます。実際のところ、栄養促進食のカテゴリー(ドライタイプ、ウエットタイプ、トッピング、ミックス、栄養補助食を含む)における専門店の売り上げは年間8,400万ドルにも達し、前年同期比21%増でした。なかでもパック入りやパウチ梱包のボーンブロス(骨スープ)やシチューの成長が特に目立っています。

動物病院における療法食の販売は冷え込む
動物病院は、今年ペット用消耗品全体で16億ドルの売上を記録しました。これは一年前と比べ6%の減少を表しており、ペットフード販売量(3億9,300万重量ポンド、約17万8000トンに達した)も鈍化し、8%減少しています。興味深いことにドライタイプと比べより健康的な選択肢として認識されているウエットタイプのペットフードは他業態よりも、動物病院においてカテゴリーシェアがはるかに高くなっています。それにも関わらず、主要業態で見られるようなウエットタイプの成長は、動物病院において見られません。それどころかほとんどすべての療法食(一般食およびおやつ)が減少しているのです。他の業態よりも、より顕著にオンライン業態が実店舗のある動物病院に打撃を与えているようです。多くの飼い主は、動物病院をオンライン上で検索し、サポートを求めたり処方箋を依頼したりしているからです。

  1. 小売店の集合体において、オムニチャネル全体のFMCG市場を定義する際、オンラインとオフラインの重複が起こり得る。

  2. 成長率は、農場及び飼料用を除いた、ペット用食品の合計に基づく。