ここ数年のソーシャル・ネットワークと消費者生成メディアの爆発的な普及は、消費者が意思決定プロセスにおいて、知り合いや、そうでないネット上の消費者からのクチコミに依存する割合が大幅に増加したため、広告に大きな影響を与え続けている。

ニールセンが56カ国の28,000人以上のインターネット回答者を対象に実施した最新の「広告に対するグローバル信頼度」レポートによると、世界中の消費者の92％が、友人や家族からの推薦など、他のあらゆる形態の広告よりもアーンドメディアを信頼すると回答しており、これは2007年以来18％増加している。オンライン消費者レビューは、ブランド情報やメッセージの発信源として2番目に信頼されており、オンライン調査を受けた世界の消費者の70％が、このプラットフォーム上のメッセージを信頼していると回答しています。

この調査では、世界のオンライン消費者の10人に6人近く（58％）が企業のウェブサイトに掲載されているメッセージを信頼し、半数が受信を申し込んだEメールのメッセージを信頼していることも示された。ウェブ上では、回答者の10人に4人が検索エンジンの検索結果と一緒に表示される広告を信頼し、36％がオンラインビデオ広告を信頼し、3分の1がオンラインバナー広告のメッセージを信頼しています。ソーシャルネットワーク上のスポンサー広告は、2011年のニールセンの調査に含まれる新しいフォーマットであり、世界の回答者の36％が信頼している。

タブレットやスマートフォンなどのモバイルデバイス上のディスプレイ広告（動画やバナー）は、世界の回答者の3分の1が信頼しており、これは携帯電話上のテキスト広告に対する消費者の信頼度（29％）よりもわずかに高い。携帯電話広告に対する消費者の信頼度はまだ低いが、2007年以来61％、2009年以来21％増加している。

伝統的な有料メディアに関しては、世界中の消費者の半数近くがテレビ広告（47％）、雑誌広告（47％）、新聞広告（46％）を信頼すると答えているが、2009年から2011年にかけて信頼度はそれぞれ24％、20％、25％低下した。それでも、ニールセンの最新版グローバル・アドビュー・パルスによると、2011年の世界全体の広告費は2010年比で7％増加した。この広告費の伸びを牽引したのは、テレビ広告の10％増だった。