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「スマートニュース」、「グノシー」アプリの利用者数が1年間で500万人以上増加~「総合ニュースサービスの利用状況」~。

1分で読めるシリーズ|2019年9月

  • 総利用時間上位10カテゴリーのうち、1年間で利用者数が最も増加したのは「総合ニュース」。
  • 「スマートニュース」、「グノシー」アプリ共に、18-49歳女性の利用率が増加。
  • 「スマートニュース」、「グノシー」アプリを併用する人が1年間で14%から27%に大幅増加

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー」データもとに、「総合ニュース」サービスの利用状況を発表しました。

スマートフォンの総利用時間シェアの上位10カテゴリーの2019年8月の利用者数昨年と比べると、「総合ニュース」の増加数が最も多く、204万人が増加し4。893万人となりました。「総合ニュース」のカテゴリーのうち、上位5サービスの1年間の利用者数推移をみると、すべてのサービスで利用者が数が増加しました。

利用者の数の変化が大きかった「スマートニュース」「グノシー」の年代構成比の1年間の変化をみると、2018年8月時点では共に男性の割合が半数を超えるため、2019年8月時点では男女比がほぼ半々になりました。


最後に、「スマートニュース」と「グノシー」の重複利用状況をみると、両方のサービスを利用している人が最も多い(374人)、どちらかのサービスを利用している人が母数としたとき、両サービスを利用している人の割合は2018年8月の14%から2019年8月時点では27%に増加していた。

当社シニアアナリストの高木史朗は、次のように述べています。「スマートフォン利用者数の増加が鈍化する中、この2年間で利用者数が最も増えていたカテゴリーは『総合ニュース』でした。その中でも特に注目すべき点は、2018年よりクーポンの提供を開始した『スマートニュース』と『グノシー』が共に利用者数を伸ばしていた点です。既存のニュースというコンテンツだけでなく、利用者にとってメリットのある機能としてクーポンの提供を開始したことによる効果が大きく出ていると考えられます。一般的にアプリケーションは、カテゴリーのうち1つのサービスだけを利用する人が多いですが、ユーザーとしては複数アプリを利用することになったとしても、より多くのクーポンを利用できることの方がメリットが大きくなります。そのため、両社が利用者を奪い合うのではなく、併用者を増やしながら共に拡大している状況にあると考えられます。しかし、提供するクーポンの種類や内容が変わると、ユーザーが片方のサービスだけを利用したり、両方のアプリを入れていても片方のサービスばかり利用するようになる可能性も考えられます。既にクーポンを提供しているサービスはニュースアプリ以外にも増えてきている状況で、今後の各サービスの利用者数や利用頻度に注視していく必要があるでしょう。

広告主としては、ニュース中高年男性の利用が多かった、これまで利用率が低かった若年女性が増加したことで、幅広い層にリーチメディアが増えたことになる」「中高年の利用が多い」という各メディアに対するイメージではなく、最新の各メディアの利用状況を正確に把握することが重要です、またクーポンを利用する人が増える、広告反応が変化する可能性があるそのため、メディアの視聴時間なども参考にしながらキャンペーン目的に合わせてコミュニケーションプランを考えていくことが重要です」(同上)。

ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView)について

ニールセンモバイル ネットビューは日本全国の8,000名(iOS、Android各4,000名)の調査モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成されます。従来のアンケートとは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータがある、アプリやウェブサイトの利用時間や利用頻度などの正確な利用動向データの提供が可能です、また、利用者属性情報を含むパネルがあるため、属性別の利用状況を把握できます、データのウェブサイトの訪問、アプリケーションの利用もしくはスマートフォン全体の利用状況を参照することができます、また利用者の属性、OS、電話会社、デバイスなどの使用データを抽出することもできます、詳細はウェブサイトでもご覧いただけます。//www.netratings.co.jp/solution/nielsen_mobile_netview.html

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