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世界的なパンデミックの中、デジタル広告の課題をナビゲートする

3分で読む|2020年5月

COVID-19のパンデミックによる経済的影響と、死や感染に関する報道から距離を置くために、マーケティング担当者は広告出稿を控えているのだ。さらに、COVID-19の広告は絶え間なく続いている。しかし、COVID-19は少なくとも中期的には残るため、縮小するマージンを逆転させるためには、エンゲージメントの高いオンラインオーディエンスを活用することがこれほど重要なことはない。 

COVID-19の世界的流行に関する最新情報を知るための重要なニュースソースとして、世界中の人々がオンラインに集まっている。メディア販売者にとって、これはオーディエンスが増加していることを意味し、広告バイヤーにとっては、希望するエンゲージメントの高いオーディエンスへのリーチがかつてないほど容易になったことを意味する。 

オーストラリア人、イタリア人、日本人、タイ人、そして18歳以上のアメリカ人は、パンデミック(世界的大流行)の段階が異なるにもかかわらず、情報を得るためにデジタルデバイスを利用している。イタリアでは3月上旬から、オーストラリアでは3月中旬から、タイとアメリカでは3月末から、そして日本は4月上旬からロックダウン措置が始まった。3月のニュースでは、昨年と比較して、特にモバイル機器での閲覧時間が大幅に増加した。 

ニュースやメディア全般の消費習慣の高まりを商品化するチャンスは、オンラインパブリッシャーにある。ニールセンの調査データは、世界経済フォーラムのホワイトペーパーメディアの価値を理解する:消費者と産業界からの視点に掲載されたニールセンの調査データによると、中国、ドイツ、インド、韓国、イギリス、アメリカでは、現在ニュースコンテンツにお金を払っている人は平均16%だが、将来的にはお金を払ってもいいと回答した人は53%にのぼるという。今こそ、積極的にニールセンについて 、パンデミックを通じてニュース・コンテンツに関与してくれた新規購読者を維持する時である。スキニーバンドルは、消費者の疲労に対抗し、財政的に困難な時期にサポートを提供するリテンションツールとして検討する。 

残念ながら、COVID-19の期間中、CPMレートは世界中で劇的に低下した。これは、多くの中小広告主が低価格でインプレッションを購入する機会を提供した。ブランド・マネジャーのなかには、いまの広告を自社のイメージにとってリスクが大きすぎると考える者もいれば、大規模なオーディエンスにリーチできる費用対効果の高い機会を利用する者もいる。 

モバイル(+32%)とオーバー・ザ・トップ(+182%)のデバイスにおける世界のデジタル広告インプレッションは、2020年第1四半期に2019年第1四半期に対して大幅に増加し、コンピュータのインプレッションは-9%減少した。パンデミックは、過去数年間にすでに見られたこれらの傾向を増幅させた。CPMレートが安くなっている今こそ、マーケターはまだ試したことのない広告フォーマットに予算のごく一部を割り当てることを再考すべき時である。 

世界的なパンデミックの中でデジタル広告を売買することは難しい。パンデミックの現段階では、マーケターにとって最善の判断は、短期から中期的なスケジュールで行動し、記録的な低CPMレートを活用しながら、機会とリスクを常に再評価することである。 

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