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ニューノーマルにおける新しい購入方法に応じたマーケティングの最適化

1分で読む|ニールセン デジタル アナリスト マ・ピンチュアン|2021年1月

昨年、新型コロナウイルスの流行により日本においてもデジタル利用がより加速しています。

生鮮食品をオンラインで購入するのは、鮮度を手にとって確認することから購入することが当たり前だった消費者にとって抵抗を感じることかもしれません。

  1. コロナ禍で生鮮食品のオンライン購入が増加

生鮮食品は、コロナ禍の前までには、消費者が近隣のスーパーマーケットなどで購入することが当たり前で、オンラインショッピングの対象外として考える人が多かったのでしょうか、しかし、昨年の4月以降、緊急事態宣言による店舗の営業時間の短縮や、対面での懸念などにより、実店舗での購入がこれまでのように頻繁にできなくなっている一方、在宅生活が推奨されている中、家での食事など生鮮食品のニーズは依然として高い、オンラインという購入手段を選択するようになっていると考えられます。

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2.生鮮食品のオンライン購入者に応じたラインアップの最適化

生鮮食品は、ファッションや化粧品、書籍などのようにすでにオンラインで購入したことがある人が多いカテゴリーと比べて、まだ利用者が少なく鮮度などの手にとって確認してから買いたい人が多くみられ、それらの消費者にとっては新しい購買方法へのチャレンジとなります。そのため、そうした新しいチャレンジへの抵抗感が少ない若年層や、自由に外出して店舗で買うことが難しい消費者が、率先してオンラインから生鮮食品を購入する顧客層になると考えられます。

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デジタルリテラシーの高い若年層は、オンラインでの買い物に以前から慣れている傾向があり、オフラインでの制限や不便が出てきた場合、自然にオンラインで解決策を求めると考えられます。

生鮮食品を取り扱っているオンラインショッピング・サイトの運営会社にとって、生鮮食品はまだ新しいカテゴリーのため、参入している競合他社がファッションや化粧品などのカテゴリーほど多くはありません。

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