ニールセンは、2016年1月1日から2016年6月30日までの半年間の2016年米国音楽中間報告を発表した。
ハイライトは以下の通り:
- 2016年、ストリーミングの主要フォーマットとしてオーディオがビデオを上回った。2016年のストリーミングにおけるオーディオのシェアは54%で、2015年上半期までの44%から伸びている。
- 今年に入ってから100万枚を超えたアルバムは3枚(アデル:25、ドレイク:Views、ビヨンセ:レモネード)だが、昨年の今頃は1枚(テイラー・スウィフト:1989)だけだった。
- 主にデジタルフォーマットに牽引されたクリエイティブなリリース戦略は、引き続き大きな話題となっている。ドレイクの『Views』、ビヨンセの『Lemonade』、カニエ・ウェストの『The Life of Pablo』はすべて今年成功を収め、デジタルフォーマットによって牽引されている。また、2016年は、ストリーミング活動のみに基づいてチャートインした初のアルバムが登場した(チャンス・ザ・ラッパーは、5,700万オーディオストリームで初週8位デビュー)。
- デジタル楽曲は24%減、デジタルアルバムは18%減。しかし、ストリーミングの伸びを考慮すると、デジタル消費の合計は15%増加している。
- レコードは、フィジカル・ミュージック・ビジネスの中でより大きな位置を占め続けている。2016年上半期、LPレコードはフィジカル・ビジネスの12%近くを占めるようになった。