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フードデリバリーサービス利用者の主力は女性の若年層、夕食時に利用

1分で読めるシリーズ|ニールセン デジタル シニアアナリスト 宗像直樹|2021年6月号

食事関連サービス市場においては、COVID-19の影響を受ける自宅で飲食店の食事が楽しめるフードデリバリーサービスの利用が継続的に増加しています。

フードデリバリーサービスには、自宅で飲食店の食事を楽しむことや、たまには料理を作る手間から解放されるようなニーズがあると推察されます。19の影響を受けている最中に、このサービスを使い始めた人がその便利さに気付いたこと、その影響が落ち着いた後においても引き続きフードデリバリーサービスの利用が増加していく可能性があります。

図表1

フードデリバリーサービスは主に男性が、普段から料理をする習慣がないことから、食事の手間を最小限にするために利用しているような利用者像を聞くこともあり、実際にはそのイメージとは異なっています。34歳が最も高く、35-49歳が続いています。

図表2

フードデリバリーサービスの平均利用者数を見ると、日別では休日の方が多く利用されていますが、平日でも休日の8割程度の利用では、時間帯では、平日・休日ともに多くの人が利用しています(図表3)。夕食は、朝食や昼食よりも品数が多く手間をかけた料理を準備するため、料理デリバリーサービスで補う、もしくはこの時間帯に利用のピークがあるため代替されます。

図表3

フードデリバリーサービスは、女性の若年層における利用が多くなっています。19時台の夕食の準備をする時間に利用のピークがあること、日々忙しい中で料理を作る手間から解放されることが理由のひとつである。

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