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ビデオゲーム愛好家の間でリマスター、リメイク、リブートが熱い

3分で読む|2021年8月

世界のビデオゲーム産業はその初期から驚くほど成熟したが、それでも現代ゲーム機の黎明期から存在するタイトルに対するゲーマーの関心は衰えていない。ハリウッドで見られるように、リマスター、リメイク、リブートのライブラリーは増え続けており、ノスタルジーを求めるゲーマーだけでなく、オリジナルが発売された当時にまだ生まれていなかった多くの人々をも魅了している。

しかし、ゲームのリメイクは、今や有名になったタイトルで育った大人たちを夢中にさせるだけではない。大金を生み出すのだ。上位リメイク作品のデジタル収益は2018年から2020年にかけてほぼ倍増し、リメイク作品の収益は2020年に急増した。マリオカートコールオブデューティスマッシュブラザーズマッデンNFLアサシンクリードドラゴンボールといった 有名ゲームフランチャイズは、いずれも昨年の売上上位20作品に入っている。

昨年、ビデオゲームへの関心が急上昇したことは周知の通りだが、その関心は熱心なゲーマー以外にも広がっている。エンターテインメント・ソフトウェア協会(ESA)によると、全米の ビデオゲームプレーヤーは2億2700万人近くにのぼり、18〜34歳のプレーヤーが最も多いが(38%)、ESAによると、35〜44歳のプレーヤーは14%、45〜54歳のプレーヤーは12%にのぼる。さらに、74%の親が子供と一緒にゲームをプレイしている。これは、ゲームの幅広い魅力を強調するだけでなく、子供の頃にゲームに触れたり、遊んだりした可能性が高いことから、懐かしいゲームタイトルになじみのある消費者のエンゲージメントを強調している。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』は、リマスター/リメイク/リブートの最新作で、Nintendo Switch向けに7月16日に発売された。オリジナルの「ゼルダの伝説」は1986年まで遡るが、この作品は2011年にWiiで発売された「スカイウォードソード」の高画質リマスター版だ。ストーリーやゲームプレイの面ではオリジナルとほとんど変わらないリメイク版だが、ニールセン・ビデオゲーム・トラッキング(VGT)のデータで追跡された過去8年間のリマスター、リメイク、リブートタイトルの中で、最も期待されているゲームのトップ15にランクインした。1位は『ファイナルファンタジーVII リメイク』で、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』とは異なり、かなりの量の新しいゲームコンテンツが含まれている。リメイク版は、オリジナルのファイナルファンタジーVIIの デビューから23年後の昨年発売された。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD 」は、上記のリマスター/リメイク/リブート期待度ランキングでは12位にランクインしたものの、2021年7月に発売が予定されている11タイトルの中では首位を獲得した。ゲームランク90の同タイトルは、「スナイパーエリートVR」、「モンスターハンター2 破滅の翼」、「戦国無双5」などの新作タイトルよりも期待されている。

方法論

ニールセンのゲームランクデータは、同じプラットフォームで過去に発売されたゲームと比較して、発売前の消費者の期待度が全体的にどの程度かを示している。

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