ニールセンの最新ファクトシート「メディアの現状」によると、2010年第2四半期、米国のテレビはより多くのプラットフォームでより多くの人々に視聴され続けた。米国のテレビ視聴量は依然として多い。2010年第2四半期、平均的な一人当たりの月間テレビ視聴時間は143時間を超えた。この消費率は、前年同期と比べてほぼ横ばいである。しかし、DVRが広く普及している機器として登場したことで、多くの家庭での視聴行動が変化している。DVRの家に住む平均的な人は、この期間に24時間半のDVR再生を見ている。さらに詳しく見ると、DVR再生で最もテレビを見た年齢層は、25歳から34歳の視聴者であった。この層は月に29時間半のDVR再生を見ている。
過去と同様、全体の視聴率が最も低いのは10代で、年齢が上がるにつれて視聴率は上昇する。また、女性のテレビ視聴率は引き続き高く、全テレビ視聴の54%を女性が占めている。
全体的な利用状況 2人以上の利用者数(単位:万人) - 月間リーチ数 | ||||
---|---|---|---|---|
Q2 2010 | Q1 2010 | Q2 2009 | 前年比 | |
家庭でテレビを見る | 286,648 | 286,225 | 284,306 | 0.82% |
タイムシフトTVを見る | 97,914 | 94,599 | 82,677 | 18.43% |
出典ニールセン・カンパニー |
月間使用時間(時間:分)/ユーザー 2人以上 | |||||
---|---|---|---|---|---|
Q2 2010 | Q1 2010 | Q2 2009 | 前年比 | 時間:最小差 前年比 | |
家庭でテレビを見る | 143:37 | 158:25 | 143:51 | -0.2% | -0:14 |
タイムシフト視聴(全テレビ家庭)※1 | 9:27 | 9:36 | 8:02 | 17.7% | 1:25 |
DVR再生(DVRのある家庭のみ) | 24:27 | 25:48 | 24:11 | 1.1% | 0:16 |
出典ニールセン・カンパニー編集部注 米国のテレビ視聴パターンには季節性があり、冬場は利用率が高く、夏場は低くなる。 |
ダウンロードメディアの現状:2010年第2四半期TV利用動向。