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ニールセン・スポーツ、1万人のスポーツファンをプロファイリングしたファンインサイト レポートを発表

3分で読む|2023年12月

ロサンゼルス・エンゼルス、日本でのファン数が読売ジャイアンツを上回る

ニールセン スポーツはこのたび、スポーツファンの実態に関する自主調査「ニールセン・ファン・インサイト」を基にしたスポーツマーケティングのレポートを発行しました。本レポートでは人気スポーツやスポーツイベントのランキングをはじめ、各競技におけるスポーツファンの認知率やメディア視聴率、現地観戦率などを紹介しています。

今回のデータはニールセン スポーツが保有する世界20地域以上の調査プラットフォームを使い、各国約1,000人を対象に2023年時点での動向をまとめています。これらのレポートを活用することで、ブランドやライツホルダー、エージェンシーなどスポーツマーケティングに関わる方々が詳細なインサイトを把握した上で自社の仮説に対する裏付けや分析、戦略・キャンペーンの設計に役立てることができます。

調査結果のハイライト

最新の調査結果によると、特定のスポーツにおいて人気選手の活躍がチームやスポーツ自体のファン層に与える影響の大きさや世界的なスポーツイベント前後でファンの関心度が顕著に変化していることが明らかになりました。

• サッカーが視聴経験者数で野球を上回る
2023年視聴経験者数では、今回サッカーが野球を逆転し、最も多くなりました。一方、現地観戦者数は引き続き野球がサッカーを上回っています。

• 底堅い野球への関心
日本における野球への関心度はその他のスポーツと比較しても安定的に高いことが特徴です。また、ファン数が2023年に大きく増加傾向にあるため、2023ワールドベースボールクラシック(WBC)が貢献していることがわかります。

• ローカルコンテンツからグローバルコンテンツへ。人気選手の最高峰リーグでの活躍がファン層に与える影響:野球・バスケットボール

日本で最もファンが多いプロスポーツチームは、長年人気の読売ジャイアンツを抜いて、メジャーリーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスになりました。投打の二刀流で活躍する大谷翔平選手の効果が貢献していると考えられます。また、エンゼルスに限らず、MLBのチームはどこも増加傾向になっており、日本におけるMLBの人気度が急速に浸透していることが伺えます。また、2023年シーズンでMVPを獲得した大谷選手のドジャース移籍に伴い、注目度がさらに上がる可能性があります。

一方で、八村塁選手がプレーするロサンゼルス・レイカーズのファンも2023年に急増しており、世界の最高峰のリーグで活躍している日本のプレイヤーがけん引役となっていることが伺えます。

•スポンサー協賛のブランドへの影響力の増加
ブランドのスポンサー活動に関する調査項目では、「スポンサー協賛はブランドアピールに貢献する」、また「通常の広告よりスポンサー露出のほうが記憶に残る」と回答するファンは少しずつ増えてきています。

レポートの内容

  • 日本における人気スポーツランキングTop20
    1. 認知者率・数、ファン率・数/コアファン率・数
    2. メディア視聴者率・数、現地観戦率・数
  • 日本人から見た世界の人気スポーツイベントTop30
  • 日本人から見た世界の人気スポーツリーグTop30
  • 日本人から見た日本と米国の人気プロフェッショナルスポーツチームTop50(日本プロ野球球団、J1/J2、Bリーグ、MLB、NBA)

本レポートでは、以下のようなことがわかります

  • コロナ明けの2023年、人気スポーツの視聴者数や現地観戦者数はどの程度増えたか?
  • MLBの大谷選手やNBAの八村選手効果で、エンゼルスやレイカーズの日本人ファンはどの程度増えている?MLBとNBAそれぞれの日本人ファン数の変化は?
  • 世界大会の影響でそれぞれのスポーツの海外リーグや国内リーグの日本人ファンは増えた?
  • 2019年と2023年のラグビーワールドカップ比較:ラグビーファン数の変化にはどの程度の違いがあった?
  •  オリンピックよりもファンが多い大会とは?

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nielsensports_press_jp@nielsen.com