全米のラテン・ミュージック・シーンは活気に満ち、成長を続けている。そして、第15回ラテン・グラミー賞と第1回iHeartRadioフィエスタ・ラティーナが今月開催され、ラテン音楽の魅力はさらに広がっていくに違いない。
ラテン・ミュージックに影響を与えるスタイルや文化は多岐にわたるため、このジャンルにはニールセンについて 。マーク・アンソニーのリズミカルなサルサから、ダディ・ヤンキーの感染力のあるレゲトンまで、ラテン・ミュージックはそのアーティストと同じくらい多様で、ねじれたタンゴから激しいジャズ、爆音のスラッシュ・メタルまで、あらゆるものでハウスを盛り上げることができる。
では、ラテン音楽ファンとはどのような人たちなのか、そして彼らにどのようにアプローチするのか。

ラテン音楽のファン層は男女でほぼ均等に分かれているが、ニールセンの『Audience Insights Report on Latin Music』によると、ミレニアル世代が多く、テクノロジー、エナジードリンク、デジタル音楽を楽しむグループであることがわかった。また、テクノロジーに精通していることから、ラテン音楽ファンは常に新しい曲をオンラインで探している。そして、探しているものを見つけたとき、スマートフォンを使って音楽を聴く確率は、平均的な消費者よりも24%高い。また、ラテン音楽ファンは、携帯機器(スマートフォン、タブレット、携帯プレーヤー)で音楽を購入することを好む。
テクノロジーがラテン音楽の消費者に与えるこのような影響は、近年の音楽ストリームの増加によって浮き彫りになっている。ラテン音楽のリスナーは、米国の平均的なリスナーよりもストリーミングで音楽を聴く傾向が強く、音楽ストリーミングは2013年以降着実に増加している。また、楽曲販売に関しては、マイアミとロサンゼルスが一人当たりでリードしている。
注
この記事は、英語のみで実施されたニールセン・ミュージック360米国調査からの洞察を含んでいる。