米国の消費者は、オンライン利用時間の20%、スマートフォン利用時間の30%をソーシャルメディアに費やしており、その時間はなんと毎月1,210億分にものぼる。ニールセン傘下のVizuが委託した最近の調査によると、マーケティング担当者は広告キャンペーンや予算を調整し始めている。
調査対象となった広告主の89%が、ページ、投稿、「いいね!」、ピンなどの無料ツールを使用していると答えた一方で、75%が現在、スポンサー付きコンテンツ、ブランドグラフ、「いいね!」の促進などの戦術を含む有料ソーシャルメディア広告に投資していると答えた。実際、64%が今後ソーシャルにもっと費用をかける予定である。
ソーシャルメディア広告予算は小さいが成長中
有料ソーシャルメディア広告はまだ比較的新しい。調査対象となった広告主や代理店の大半は、ソーシャルメディア広告を使い始めて3年未満と回答した。5分の1(20%)は、過去1年間に始めたばかりだと答えた。さらに、大多数(70%)は、2012年のオンライン広告予算全体の10%以下をソーシャルメディア広告に充てていると回答した。
しかし、広告主の大多数(64%)がソーシャルメディア広告の予算を増やす予定であるため、広告ミックスは今年変化しそうだ。増加幅は1~10%と小幅にとどまるだろうが、従来は専用予算がなかったこの若いチャネルにとって、この成長は明るい兆しである。現在、ソヸシャルメディア広告専用の予算を持っていると回答した広告主は、わずか41%である。ソヸシャルメディア広告の増加を賄うために、大半の広告主は、オン・オフラインを問わず、他のチャネ ルから予算を引き上げることを計画している。
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方法論
調査結果は、ニールセン傘下のVizuがデジタルマーケティングとメディアの専門家500人以上を対象に行った、ソーシャルメディア広告の有料化に関する意識と実践に関するオンライン調査から得られた。調査は2012年秋にDigidayによって実施された。