ニールセン・ホームエンターテイメント社 副社長 グラハム・ジー氏

2009 年の DVD の売上は 3 年連続で減少しましたが、映画を購入し たりレンタルしたりする新しい物理的およびデジタルサービスが普及 するにつれ、消費者の家庭での映画視聴に対する意欲は非常に高ま りました。昨年来の映画レンタルキオスク端末の普及は、家庭での映画鑑賞に対する消費者の関心を最も顕著に表していると言えるでしょう。

ニールセンは、レンタルキオスクやその他の映画サービスが家庭のディスク購入（DVDとブルーレイ）に与える影響を理解するために、ディスク購入者と認識されるパネリストに調査を実施し、スキャンでは追跡できないチャンネルからの映画取引を報告するよう依頼しました。これには、レンタル取引（物理的なレンタルとデジタルレンタルの両方）およびダウンロードが含まれます。

本調査では、DVD/Blu-rayレンタル世帯の2009年の平均購入額（購入率）が、ディスク購入世帯全体の平均と比較して急減していることが明らかになりました。DVDやブルーレイで映画をレンタルしている世帯の2009年の購入率は-11%であったのに対し、ディスク購入世帯全体の購入率は-7%であった。

調査の結果、これらのレンタル世帯の34％がキオスクで映画を借りたことがあることがわかった。

また、キオスク端末で映画をレンタルする世帯が増加しており、63％が過去12ヶ月間にキオスク端末で映画をレンタルした回数が、それ以前の12ヶ月間と比較して増えたと回答しています。

人口統計学的に、キオスクで映画をレンタルするディスク購入世帯は、平均的なディスク購入世帯と比較して、18歳未満の子供がいる傾向が強く、郊外のライフスタイルに偏っています。キオスクで映画を1日1ドルでレンタルするという価値提案にもかかわらず、これらの世帯は世帯収入の上位に位置する傾向があります。