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オンライン・ブランド指標とオフライン・セールスの関連性を示す調査結果

1 分で読めます |2011年10月号

ニールセンの最新調査によると、オンライン上でブランドを構築しようとする広告主は、その投資が報われているかどうかを判断するために、従来のウェブ指標の枠を超えて検討する必要がある。新しいレポート「クリック数とインプレッション数を超えて:Beyond Clicks and Impressions:Examining the Relationship Between Online Advertising and Brand Building(クリックとインプレッションを超えて:オンライン広告とブランド構築の関係を検証する)」という新しいレポートでは、オンラインキャンペーンに対する態度反応を示すブランド指標がオフラインでの売上を予測できるという新たな証拠が示されている。さらに、クリックスルー率とブランド評価やオフラインの売上との間には、事実上関係がないことも示されている。

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ニールセンはこの調査で、インターネット広告キャンペーンへの露出が、広告想起や好感度といったブランド指標にどのような影響を与えたか、また、広告を見た後に消費者がその商品を購入する可能性が高いと答えたかどうかを調査した。分析の結果、オンライン広告は、特に広告想起とメッセージ連想において、平均してブランドへの関与と意見に影響を与えることに成功していることがわかった。しかし、ブランドへのプラスの影響の度合いは、広告自体の強さに大きく左右される。

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そして、ブランド・エンゲージメントの結果と、ニールセンが計測したオフラインでの実際の売上を結びつけた。これまでの少数の事例に基づくものではあるが、調査によると、消費者がオンライン広告を見た後に購入意向が高まったと回答したキャンペーンでは、オフラインでの商品販売も増加した。購買意欲が横ばいのケースでは、売上に大きな変化は見られなかった。

さらに、この調査では、ある広告キャンペーンのクリックスルー率は、売上の上昇とは関係がなく、メッセージが消費者の心に響いたかどうかの指標にはならないことが示された。

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