文化通貨と消費者の旅
今日、米国では、ラテン系消費者が物理的な世界とデジタルな世界を融合させ、パーソナライズされた、文化的に関連性のあるショッピング体験を、自分たちの言葉で創造している。このような消費者の購入までの経路（コンシューマージャーニー）は、社会的かつ循環的である。購入の意思決定は、友人や家族、消費者レビュー・サイトの推薦にたどることが多い。また、ラテン系消費者の97％がスマートフォンを所有し、ラテン系消費者がスマートフォンでアプリやウェブを利用する時間は週27時間を超えるなど、ラテン系消費者は非常にデジタルに接続しているため、コンシューマージャーニーはリアルタイムで展開される。ラテン系の価値観や習慣に敏感でないブランドは、米国の主流を再構築しつつあるこの強力な市場を逃すことになる。
ブランドにとって、ラテン系消費者にはどれほどのビジネスチャンスがあるのでしょうか？米国のヒスパニック系消費者の年間購買力は1兆5000億ドルで、オーストラリア、メキシコ、スペインなどの国の国内総生産を上回っています。この経済力は今後さらに増大すると予測されています。米国国勢調査局によると、2018年から2058年の間に、ヒスパニック系人口は82% 増加すると予測されています。今、ラテン系消費者への働きかけを強化するブランドのマーケティング担当者は、今後数十年にわたって利益を享受することになるでしょう。
