ニールセンが四半期ごとに発表しているグローバル・アドビュー・パルス・レポートによると、世界的な広告費の伸びは緩やかだったにもかかわらず、FMCG(ファストムービング・コンシューマー・グッズ)企業は引き続き投資を行い、さらに投資額を増やした。広告費市場シェアで最大のセクターであり、広告費全体の約4分の1(25.1%)を占めるFMCGは、2012年9月までの広告費が6%増加した。FMCGは、通信、メディア、自動車と並んで、前年比広告増加率の上位セクターとなった。
FMCG:FMCG支出は第3四半期に最も伸びた(9.6%)。中東・アフリカ地域の広告がこの増加に大きく貢献し、同地域のFMCG支出は累計で41%増加した。
電気通信:テレコミュニケーション:テレコミュニケーション広告は、当然のことながら、前年比広告費の伸びで引き続き業界をリードした(6.6%増)。
メディアメディア部門のうち、放送局の2012年までの広告費は8.3%増加した。この急増の一因は、放送局が自社のチャンネルで広告を出し、コンテンツの宣伝や他の広告主に販売されない広告枠を埋めているためと思われる。
自動車第3四半期は自動車業界にとって伝統的に重要な時期であり、2012年第1~3四半期は前年同期比6%増となった。
2012年第3四半期グローバル・アドビュー・パルス・レポートのダウンロードはこちらから。
方法論
ニールセン・グローバル・アドビュー・パルスは、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、屋外広告、映画、インターネット・ディスプレイ広告の広告費を測定しています。データの都合上、一部のメディアを除外している市場もあります。
報告書に含まれるその他の国の外部データソースは以下の通り:
アルゼンチン:IBOPE
ブラジル IBOPE
クロアチア ニールセンとイプソス
エジプト PARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
フランス ヤキャスト
ギリシャ メディアサービス
香港:アドマンゴー
日本 日本デイリー通信社
クウェート PARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
レバノン PARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
メキシコ IBOPE
汎アラブメディアPARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
ポルトガル メディアモニター
サウジアラビア PARC(汎アラブ研究センター)
スペイン アルセ・メディア
スイス ニールセンとメディアフォーカス
アラブ首長国連邦 PARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)