エンターテインメントやメディアにおいて、歴史的にあまり代表的でないグループの参加に関しては、前進が見られる。ニールセンの「Being Seen on Screen:Diverse Representation and Inclusion on TV」レポートによると、2019年に米国で最も視聴された上位300番組(放送、ケーブル、ストリーミングを含む)の92%が、レギュラーキャストに何らかの多様性を有している。しかし、この調査結果を深掘りすると、スクリーン内外で代表をサポートするためにやるべきことがもっとあることがわかる。
例えば、ヒスパニック系は米国人口の18.8%を占めているにもかかわらず、テレビ全体の画面占有率は5.5%に過ぎない。ストリーミング・ビデオ・オンデマンド(SVOD)プラットフォームでは、このグループの認知度は2倍の10.1%に達しているが、それでもニールセンについて 、パリティの半分にしか達していない。その結果、全米のラテン系視聴者にとって、TVの状況は彼ら独自の経験や文化を反映していない。
より多様なコンテンツへの需要は高まっている。しかし、クリエイターが自分たちのストーリーを世に送り出そうとするとき、障害はまだ残っている。ブランドにとっては、このようなコンテンツに寄り添い、支援するチャンスがある。
ニールセンのカンヌライオンズライブ2021のバーチャル体験の中で、ニールセンの多様な消費者インサイト&イニシアチブ担当SVPのステイシー・デ・アルマスは、Campanario Entertainmentの社長兼共同設立者で「Selena: The Series」のエグゼクティブプロデューサーであるジェイミー・ダビラ、NALIP(全米ラテン系インディペンデントプロデューサー協会)のエグゼクティブディレクターであるベン・ロペスと、スクリーンにおけるラテン系およびアフロ・ラテン系の表現と、これらのインサイトがどのように広告主がこれらの消費者層にリーチし、話すのに役立つかについて話しました。
セッションの中で、パネリストたちは、正確な表現のコンテンツを作成する際に直面する障壁や、ブランドがどのように支援できるかなどについて議論した:
- このようなコンテンツの中にブランドが存在し、表現の格差に対処する手助けをすることに、どれほどの意味があるのだろうか?
- なぜGracenote Inclusion Analyticsのような画面上の表現データがブランドや広告主にとって不可欠なのでしょうか?
- インクルーシブ・コンテンツは世界や社会を変える可能性があるのか?
このセッションのオンデマンド録画を視聴して、メディア全体におけるラテン系およびその他の代表的でないグループの代表性を向上させる機会についての洞察を深めましょう。
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