世界の広告費は前年比では緩やかな成長しかしていないにもかかわらず、2013年は特定の業界にとっては消費の年であり、その他の業界にとっては不況の年であることが証明された。ニールセンの四半期グローバル・アドビュー・パルス・レポートによると、第1四半期は産業・サービス業が最も急成長した(8%増)。一方、金融サービスや自動車関連の広告主は支出を減らしている。
![ファイル](https://www.nielsen.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/04/global-ad-spend-industry-services-advertising-was-up-in-q1-textimage-1.png)
産業とサービスの中では、産業、農業、不動産への広告費が最も伸び、世界全体で28.7%増となった。アジア太平洋地域とラテンアメリカ地域が最も広告費が伸びた地域で、それぞれ22.1%と10%の伸びを示した。この部門の広告費市場シェアは11.5%で、業界の中でも主要な広告主としての地位を固めている。
このセクターの成長において長年にわたって最も価値あるプレーヤーであった消費財(FMCG)は、今四半期も6.1%の伸びを示し、減速の兆しを見せなかった。中南米が22.2%の伸びでこの伸びを牽引した。世界の成長を牽引したのは飲料部門で、9.7%の伸びを記録した。化粧品・トイレタリーも5.6%増となった。ドリンク・サブセクターの中でもスピリッツ・カテゴリーは特に好調で、この四半期の支出は36%増加した。
金融と自動車は、主に欧米諸国の経済状況の悪化により、苦境に立たされているセクターである。これらの部門の広告費はそれぞれ2.9%と5.1%減少した。自動車部門では商用車部門が23%と最も落ち込み、金融部門では投資、貯蓄、カードサービスの広告がそれぞれ14%減少した。
![ファイル](https://www.nielsen.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/04/global-ad-spend-industry-services-advertising-was-up-in-q1-1.png)
方法論
ニールセン・グローバル・アドビュー・パルスは、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、屋外広告、映画、インターネット・ディスプレイ広告の広告費を測定している。広告費は主に公表されているレートカードに基づいている。市場によってはデータの都合上、一部のメディアを除外している場合があります。
報告書に含まれるその他の国の外部データソースは以下の通り:
アルゼンチン:IBOPE
ブラジルIBOPE
クロアチアニールセンとイプソス
エジプトPARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
フランスヤキャスト
ギリシャメディアサービス
香港:admanGo
日本日本デイリー通信社
クウェートPARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
レバノンPARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
メキシコIBOPE
汎アラブメディアPARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)
ポルトガルメディアモニター
サウジアラビアPARC(汎アラブ研究センター)
スペインアルセ・メディア
スイスニールセンとメディアフォーカス
アラブ首長国連邦PARC(パン・アラブ・リサーチ・センター)