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リビング・ソーシャル:セカンド・スクリーンがテレビのファン作りをどう助けるか

3分で読む|2014年8月

テレビ視聴は、かつては視聴者と番組との間だけの体験であり、水掛け論は翌日に持ち越されるものだった。ニールセンの調査によると、ますます多くのアメリカ人が、この新しい行動に急速に好意的になっている。タブレットやスマートフォン、ノートパソコンをそばに置いて、テレビ視聴者は好きな番組をフォローし、コンテンツを共有し、番組の前後や最中にファン仲間とつながることができる。その結果、ソーシャルTV現象は消費者のTV体験や番組開発に影響を与えるだけでなく、広告主にとってもソーシャルな会話の勢いを利用する貴重な機会となっている。

調査によると、2012年と2013年の前年比において、テレビ視聴者の4分の1が、ソーシャルメディアとの交流によってテレビ番組をより意識するようになったと回答している。実際、2013年には15%の視聴者が、ソーシャルメディアが絡むとテレビを見るのがより楽しくなると答えている。また、コンテンツの視聴に関しては、2013年だけで視聴者の11%がより多くの生放送を視聴し、12%がより多くの番組を録画したと答えている。さらに、ニールセンの2014年第1四半期クロスプラットフォームレポートのデータによると、18歳以上の平均的な成人は現在、1日に生放送のテレビを5時間10分、タイムシフトのテレビを34分視聴している。 

ソーシャル・メディアが各民族のテレビ視聴者に与える影響を見ると、全国平均と比較して、アフリカ系アメリカ人、アジア系アメリカ人、ヒスパニック系アメリカ人が、ソーシャル・メディアの結果として、より多くの生放送テレビを視聴し、より多くの番組を認識し、番組を録画し、よりテレビを楽しんでいると報告している。実際、ソーシャルメディアはヒスパニック系のテレビ視聴者に最も大きな影響を及ぼしており、番組認知度(32%)、テレビの楽しみ方(26%)、生放送のテレビ視聴(18%)は、全民族の中で最も高い。アフリカ系アメリカ人は、新番組をオンラインで試聴する傾向が最も高い民族グループであり、その割合は14%である。また、新技術を最も早く導入するアジア系アメリカ人は、他のどの民族グループよりも多くの番組を録画している。

ソーシャルメディアに加え、消費者はセカンドスクリーンを使って、テレビコンテンツを視聴しながら他のデジタル活動も行っている。スマートフォンまたはタブレットを所有する13歳以上の米国人のうち、タブレット利用者の3分の2以上、スマートフォン利用者の半数(ニールセンについて )が、好きな番組を視聴中にするアクティビティの第1位はネットサーフィンだと答えている。また、タブレット所有者の40%以上が、テレビを見ながらすることとして、ショッピングや俳優、プロット、スポーツ選手について調べることを挙げている。スマートフォン所有者に関しては、29パーセントが友人にメールやテキストでニールセンについて 、27パーセントがスポーツのスコアをチェックしたと答えた。

視聴者は、テレビがついているときにチャンネルをサーフしているだけではなくなり、セカンドスクリーンの波に乗り、新しい興味を自分のスタイルに取り入れる方法を絶えず学んでいる。そして、ソーシャルメディアの効果が視聴者に共鳴し続ける中、広告主は、視聴者がテレビを見ながら参加している会話や活動に参加する機会を見つけるべきである。

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