ニールセンについて 間違いなく、スーパーボウルは今年最大のテレビイベントである。昨年の試合は1億100万人以上の視聴者を集め、過去12年のうち11年で1億人以上の視聴者数を記録した。ちなみに、2022年秋のテレビシーズンで最も視聴されたゴールデンタイムの新番組の視聴者数は580万人1であった。
NFLのコンテンツが広くアピールされ、視聴者の関わり方が多様化していることは、スポーツ番組で起き始めているストリーミングへのシフトを浮き彫りにしている。例えば、2022年12月には、ストリーミングはテレビ利用全体の38%以上を占めるまでに成長した。
スポーツ番組は依然として放送テレビの世界で定着しているが、NFLの木曜ナイト・フットボールやMLSの全試合など、収益性の高い番組をストリーミング・サービスに移行する権利契約が増えている。しかし、テレビ業界で1年で最大の日であるスーパーボウル・サンデーでは、視聴者のアクセスは単一のプラットフォームやテクノロジーに限定されない。実際、このイベントの規模からして、視聴者が普段どのようにテレビを見ているかに関係なく、視聴することができる。しかし、スーパーボウル以外のレギュラーシーズンの試合では、視聴者がスマートテレビやインターネットに接続されたデバイスに着実に移行していることから、潮目が変わりつつあることがわかる。NFL Sunday TicketがYouTube TVに登場する来シーズンは、この流れがさらに加速しそうだ。
NFLのコンテンツは全体的に魅力的であるにもかかわらず、今年のスーパーボウル優勝候補の地元では、リーグに対する関心度が大きく異なっている。2022-23年シーズン、カンザスシティは平均視聴率42.12を記録し、バッファローの平均視聴率45.9をわずかに上回った。一方、フィラデルフィアの平均視聴率は25.3で、"兄弟愛の街 "はリーグ32チーム中9位だった。
この2つのリーグ牙城都市における視聴率は、そこに住む人々の関心度と一致している。ニールセン・スカーボロによると、フィラデルフィアの住民の44%3強がNFLに「とても興味がある」または「ある程度興味がある」と答え、51%がイーグルスの試合を見たり、ストリーミングしたり、聞いたりしていると答えている。スーパーボウルに関しては、ストリーミングで視聴していると答えたのはわずか5.3%だった。
少し西に行くと、カンザスシティの住民の70%弱がNFLに「とても興味がある」または「ある程度興味がある」と答えており、72%以上がチーフスの試合を見たり、ストリーミング配信したり、聞いたりしていると答えている。また、スーパーボウルに関しては、8.5%がストリーミングで視聴すると答えている。
視聴行動やファンデーションのレベルはさておき、NFLのコンテンツ、特にスーパーボウルは、テレビでトップクラスの視聴率を誇る番組である。また、スポーツが新しいプラットフォームやサービスに移行し始める中、デバイスやプラットフォームを横断した視聴者数は、視聴者数が後に続く証拠となる。
備考
- ライブ+当日視聴率、NPOWERによるニールセン全国TVパネルデータ
- ニールセン全国TVパネルデータ(NPOWER経由
- ニールセン・スカーボロ、2022年リリース2