メジャーリーグサッカー(MLS)は、この10年で大きく成長した。フットボール」が世界的に最も人気のあるスポーツとして君臨し続ける一方で、サッカーはアメリカにおけるアメリカンフットボールの関心に匹敵する苦しい戦いを強いられてきた。
しかし、さまざまな要因が重なり、米国でのサッカー人気を大きく後押ししている。サッカーの参加率は上昇傾向にある。さらに、2017年にサッカー視聴者の68%を占めたヒスパニック系は、人口の中でも増加傾向にある。同時に、フランチャイズの増加、国際的スターの流入、試合中継の普及により、試合へのアクセスと注目が高まっている。
ニールセン・スポーツ・スポンサーリンクによると、MLSへの関心は2012年以来27%上昇している。
ニールセン・スカーボローの調査によると、ロサンゼルス、ニューヨーク、ダラス/フォートワース、フィラデルフィア、シアトル/タコマが、指定市場地域(DMA)の総人口に占めるMLSへの関心が高い上位の地方市場である。これらのトップ地方市場以外では、マイアミが、現時点ではフランチャイズを持っていない、MLSに興味を持っている人の割合で、最も上位の市場である。しかし、デビッド・ベッカムが首都圏にMLSチームを誘致する2020年には、マイアミにMLSフランチャイズが誕生する予定だ。そして、マイアミ/フォートローダーデール市場の50万人以上の成人がMLSに興味があるか、やや興味があるとして、その将来のチームへのサポートは良い兆候だ。
この関心の高まりを裏付けるように、MLSの試合中継の全国テレビ視聴者の平均は前年比13%増で、スポーツはオンラインでも注目を集めている。ニールセン・スポーツ・ソーシャル24によると、今シーズンこれまでのところ、MLSチームはソーシャルメディアを通じて平均46%のアップリフト(スポンサーに提供されるテレビ価値の上乗せ)を受けている。
平均的なMLSチームのソーシャルメディア価値に関する最近の調査では、51%がチームの所有・運営チャンネル(フェイスブック、インスタグラム、ツイッター、ユーチューブ)によるもので、残りの49%は、MLSリーグオフィスの投稿や、433、ESPNFC、Sports Illustratedなどのサッカー関連メディアの追加ハンドルによるアーンドエクスポージャー価値によるものだった。
MLSは今年23チームで構成され、アメリカに20チーム、カナダに3チームある。MLSのレギュラーシーズンは今年3月から10月までで、MLSオールスターゲームは2018年8月1日にアトランタで開催される。