マクドナルド、英国で第3位の広告主に躍進
プロクター・アンド・ギャンブルは2018年、伝統的広告において英国最大の支出者となった。Skyは2017年に消費財企業を抜いたが、現在は2位である。
マクドナルド・レストランは、2018年の5位から急上昇して3位となり、広告費は28%増加した。
マクドナルドの支出額は2017年の9,560万ポンドから2018年には1億2,260万ポンドに増加し、BT(5.6%減の1億930万ポンド)とユニリーバ(29.2%減の8,280万ポンド)を抜いた--ユニリーバが過去5年間で初めて広告主トップ3から転落した。
その他、広告費を18%増加させたアマゾン(7,400万ポンドから8,750万ポンド)、Compare the Market(30%増の6,220万ポンド)、キャメロット・ロッタリー(40%増の5,330万ポンド)などが大きく動いた。
Sky(30%減の1億2,400万ポンド)は、支出額上位の中で最大の減少幅となった。スーパーマーケット小売業では、アスダがトップ10入りし、広告費の増加率が2桁に達した。一方、セインズベリーはトップ100から脱落し、テスコ、モリソンズ、アルディ、リドルも2018年に支出額を減らしたことを示している。
従来の広告費は2017年から1.41%減少し、当社の最新データは、大手ブランドや小売業者の広告戦略の変化を浮き彫りにしている。しかし、広告費の増減がセクター内で一貫していないように見えるのは興味深い。ほとんどのスーパーマーケット小売業が支出を減らすことを選択した一方で、アスダとテスコは支出を増やした。これは金融でも同じで、HSBCとナットウエストは支出を減らしたが、他の多くは前年比支出増を続けている。ブレグジットによる予算の硬直化、セクター内の競争など、これに影響を与える要因はたくさんある。この先、興味深い時代が続きそうだ。