2018年第4四半期(10‐12月)のスマートフォンからのインターネット利用者(月間平均)は7,009万人となりました。伸び率は2017年まで年々鈍化しながらも2桁成長を続けてきましたが、2018年は計測後初めて一桁の成長率(+7%)となりました。スマートフォンの市場への浸透が一段落し、2018年はモバイル決済サービスやフードデリバリーサービスなど、オフラインで消費者の生活をより便利にするサービスの成長が顕著でした。スマートフォンのサービスは、従来のエンターテイメントやコミュニケーション等のスクリーン上で完結するサービスの枠に留まらず、今後はオフラインでも消費者の生活にますます入り込んでいくことが予想されます。事業者としては、オンライン・オフラインの垣根を越え、市場にどのようなカテゴリーが生まれ、その中でどのようなプレーヤーが競い合っているのか、常にトレンドを追いながら消費者を的確に把握していくことが重要となります。本レポート「 Digital Trends 2018」では、2018年におけるPCとスマートフォンの利用実態の概況とともに、各カテゴリで注目されていたサービスの利用状況も合わせてレポートしています。