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ニールセン消費者のマルチスクリーン利用状況を発表

1分で読めるシリーズ|2015年10月

図表入りのプレスリリースはこちら

スマートフォンで家族や友人とコミュニケーションし、パソコンで情報収集や買い物をする。

視聴行動分析サービスを提供するニールセン株式会社は、販売を開始した消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「Nielsen Digital Consumer Database 2015(ニールセン・デジタル・コンシューマー・データベース2015)」をもとに、スクリーンの利用状況を分析し、結果を発表しました。

まず、各デバイスの利用目的を見ると、パソコンでは1位と2位が「必要な知識・情報を得るため」、「新しい知識・情報や面白い情報を得るため」の情報の取得となり、3位、4位には「商品サービスを購入するため」、「買い物に関する情報を得るため」にショッピングに関連した利用、5位はエンターテイメントを楽しむための利用である、一方、スマートフォンでは家族とのコミュニケーション、移動の際のナビゲーション、空いた時間を埋める、そして写真や動画を撮影するために利用されており、各スクリーンでの目的は異なっているといえます。

次に、ショッピングでのパソコンとスマートフォンの利用状況、閲覧、購入ともに最も利用されるのはパソコンで60%弱利用されており、スマートフォンは全体では35%となっています。

最後に動画関連の利用状況を見ると、最も利用率が高かったのは無料動画となり、有料動画の利用は視聴コンテンツごとに支払うPPV(Pay Per View)、および月額で一定料金を支払うSVOD(Subscription based Video On View)。Demand)とも10%以下と低くなっています。視聴に最も利用されているのはスクリーンのパソコンで、長尺なコンテンツの多い有料動画のほうが動画よりスマートフォンの利用率に差がみられました、またSVODではほかの動画サービスと比べ、セットからのボックス利用が多いことに特徴となっています。

エグゼクティブアナリストの中村義哉は次のように述べています。「スマートフォンが人々の生活に欠かせないデバイスとなり、スマートフォンを中心としたインターネットサービスの利用が定着します、それが既存のスクリーンの役割の全てを代替するには至らないことがあります。

ニールセン デジタルコンシューマーデータベース 2015についてデータベースは、デバイス(スクリーン)とコンテンツ(サービス)の両面から、その利用状況を調査することで、今日の消費者が、「どのデバイスから」「何を視聴し、どんなサービスを利用しているのか」を俯瞰できる基礎的な調査です。758人を対象に調査を行いました。サンプル数は、上記デバイスからのインターネット利用者の人口構成比によって割り当てられ、インターネットユーザーを代表するように割りつけられています。

お問い合わせ先:中川奈津子、コミュニケーションズ Tel: +81 3 6837 6549Email: JPNwebmaster@nielsen.com