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世界的な調査企業ニールセンは、2016年1月26日、Nielsen Twitter TV Ratingsにフェイスブックの会話計測を組み込むと発表しました。ツイッターとフェイスブックというふたつのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で交わされるテレビ番組関連の会話の計測を開始し、今後インスタグラムの計測も追加して、Nielsen Twitter TV RatingsはNielsen Social Content Ratings(ニールセン・ソーシャル・コンテンツ・レイティングス)として提供されます。Nielsen Social Content Ratingsは、友人や家族、フォロワーや一般に公開されたポストなどを含めた、フェイスブックとツイッター上で交わされる番組関連の会話を網羅的に計測する、最初の商品となります。機能拡張後の商品は、現在Nielsen Twitter TV Ratingsが提供されている市場(オーストラリア、イタリア、メキシコ、北米)で、2016年第1四半期に導入される予定です。
「Nielsen Social Content Ratingsの開発は、業界のニーズに応え続けるため継続的にサービスを強化する、というニールセンの決意を反映したものです」と、ニールセン・ソーシャルのプレジデント、ショーン・ケイシーは言います。「ニールセン・ソーシャルの視聴計測を進化させることで、消費者がテレビ番組コンテンツにたいしてソーシャルメディアを使っていつ、どのように反応しているか、その全体像を標準化し、明らかにしてゆきます」と述べています。
Nielsen Social Content Ratingsは、それぞれのSNSで発信されソーシャルに交わされた番組関連の会話の総量を測る、標準化された第3者計測を提供します。計測されるのは、ソーシャルメディアでの発信(例: ポスト、ツイート)、エンゲージメント(例: コメント、“いいね”、返信、リツイート、シェア)、リーチ(利用者数とインプレッション)、そして、利用者属性(例: 性、年齢)です。Nielsen Social Content Ratingsは、Media Ratings Council(MRC)が制定したソーシャルメディア計測ガイドラインを遵守して設計されており、また、American Association of Advertising Agencies(4A’s)、Interactive Advertising Bureau(IAB)とWord of Mouth Marketing Association(WOMMA)の後援と助言を受けています。
テレビとOTT(over-the-top)ストリーミング・プロバイダーのオリジナルの番組についてのソーシャルメディア上の会話はリニア放送(あらかじめ時間を決めて放送される番組)を対象に24時間、1週間単位で計測されます。計測指標は、ニールセンがツイッター社との当初合意以降3年以上かけて開発したトラッキング・システムと方法論のうえに作られています。フェイスブックは、集められた匿名の番組関連の会話を直接ニールセンへ提供します。これは、友人や家族、一般にシェアされたポストが含まれますが、利用者のプライバシー保護を徹底したうえでおこなわれます。ニールセンSNS上での番組関連の会話を計測することで、テレビ局やストリーミングコンテンツ・プロバイダーはソーシャルへの戦略を効果的に測ることができ、ソーシャル上での人々の活動と実際の視聴との関連をより良く理解することができます。加えて、ソーシャルの計測を包括的におこなうことは、広告主や広告代理店がデータ連動のメディア・プランニングやメディア・バイイングについて意思決定をおこなうことの助けになります。こういった企業は、商品プレースメント、番組提供やそれらを組み合わせた活動を通して、ソーシャル上での“バズ”を最大化させることを求めているからです。
「主要なソーシャルメディア企業たちを結集させるべく業界と共に行動するニールセンに拍手を送りたいと思います」と語るのは、CBS Corp.のチーフ・リサーチ・オフィサーでありCBS Vision社長でもあるデビッド・ポルトラックです。「ユーザーの使い方が異なるいくつものSNSをニールセンが計測することで、番組作りをする側は、ソーシャル上での会話についてより包括的に分析ができ、より深い洞察を得ることができるのです」。
「ツイッターは、毎夜、テレビに関わる世界中の何百万人もの視聴者、タレント、ネットワークのファンの会話がなされる場所であるよう、努力してきました」と、ツイッターの北米メディア担当、クリスティン・スチュワートは言います。「業界のために付加価値と計測を提供し続ける当社の活動のひとつが、ニールセンと継続的に協働することなのです」。
「世界中のテレビファンは、毎日フェイスブックを使って好きな番組や芸能人について話しています」と、フェイスブックのメディア・パートナーシップ本部長、ニック・グルーディンは述べています。「ファンたちは番組の放送中も次回放送までの1週間の間も、互いにつながっているのです。我々は、ニールセンのSocial Content Ratingsがテレビに関するソーシャルな会話全体を映すようになったことに、わくわくしています」。
ニールセンについてNielsen Holdings plc (NYSE:NLSN) は、世界的な調査会社として消費者の視聴行動、購買行動の分析をおこなっています。ニールセンの視聴行動分析部門は、メディア・広告企業向けに各種デバイス上での動画、音声、テキストコンテンツ消費動向を把握するトータルオーディエンス測定を提供しています。購買行動分析部門は、消費財メーカーや小売企業を対象に業界で他に類を見ない世界規模のリテールパフォーマンス分析を提供しています。視聴行動分析、購買行動分析を他のデータと組み合わせた世界レベルの測定・分析により、ニールセンはクライアントのパフォーマンス向上ならびに世界クラスの測定を支援します。ニールセンは、S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100ヵ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください: www.nielsen.com
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