過去10年間で、DVR、オンラインストリーミング、デジタルケーブル、ビデオオンデマンド、番組オプションの増加により、アメリカ人のテレビ視聴方法は根本的に変わった。しかし、放送のゴールデンタイムの視聴者数は依然として2億人弱と堅調である。しかし、ニールセンによるゴールデンタイムのテレビ番組トップ10の分析によると、変わったのは午後8時から11時までの人気時間帯の番組構成である。
現実が立ち上がる
リアリティ番組が初めてトップ10ランキングに登場したのは2000年で、2002-2003年シーズン以降、常にトップ10番組視聴者の最大の割合を占めている。 2007-2008年シーズンには、リアリティ番組がトップ10番組視聴者全体の77%を占めた。
スポーツ・スコア
上位10番組における「スポーツイベント」の視聴率は、2001年シーズン以降8%前後で推移していたが、2009-2010年シーズンには19.4%まで急上昇し、昨年はその水準を維持した。
ドラマ
ニールセンについて 一般ドラマの視聴者数は2005-2006年シーズンがピークで、全体の42.8%を占めたが、昨年は21.6%と半減した。それでもトップ10には常に入っている。
シットコム
一方、シットコムはトップ10に入るのが難しい。かつてゴールデンタイムの代名詞であったシットコムは、2004-2005年シーズンにはランキングから姿を消し、2008-2009年シーズンに一時的に復活したものの、上位10番組の合計視聴者数のわずか7.4%を占めるにとどまった。
今シーズンのテレビを展望する
秋のテレビシーズンの幕開けとなる月曜日は、新たなヒット作やハズレ作を生み出すチャンスとなる。 シチュエーション・コメディがトップ10に返り咲くのか、それともリアリティ番組が君臨し続けるのか。それとも、新たなタイプの番組が登場し、ランキングを再び揺るがすのか? 乞うご期待。
方法論
ニールセンは、過去10年間(2010-2011年シーズンは9-STD)の9-9月期の放送プライムランキングを分析し、テレビ番組の上位ジャンル(タイプコード)を決定した。
各シーズンについて、ゴールデンタイムの放送番組の上位10番組(HH視聴率ランキング)を選び、各番組の平均視聴者数を合計して、上位10番組の合計視聴者数を算出した。 次に、上位10番組のタイプコードごとの平均視聴者数を合計し、タイプコードごとの総視聴者数に占める割合を算出した。 例えば、2001-2002年シーズンでは、ゴールデンタイムのトップ10番組のうち、「総合ドラマ」の視聴率は29.5%であった。