ソーシャルメディアは今や、ネットに接続するインド人の大多数にとって日常生活の一部となっている。ニールセン・カンパニーがアブソルート・データ社と共同で実施したソーシャルメディア利用に関する調査によると、インターネットを利用しているインド人の約3000万人がソーシャル・ネットワーキング・サイトの会員であり、ニールセンについて 、その3分の2が毎日これらのソーシャル・ネットワーキング・サイトに時間を費やしている。さらに重要なことは、インド人がソーシャルメディアに費やす時間は、個人的な電子メールを使う時間よりも長いということだ。調査によると、SNSとEメールに1時間まで費やす人は同数である。しかし、個人的なEメールに1時間から3時間費やす人はわずか8%であるのに対し、ソーシャルメディアに同じ時間を費やす人は20%である。
「ソーシャルメディアは今や、ハイテクに精通したインド人の生活に根付いている。共有体験を可能にし、コミュニティ間のつながりを作り、ネットワーク化されたニーズを満たすことで、個人の生活において複数の役割を果たす能力を持つソーシャルメディアは、より深いエンゲージメントを生み出す役割を果たし、マーケティングに恩恵をもたらしています」と、ニールセンのグローバル・コミュニケーション・マーケティング担当副社長、エイドリアン・テロンは述べている。
「ソーシャル・ウェブは、コミュニケーションを補うだけではなくなったようだ。今日のオンライン・インド人は、娯楽などのレジャーから、仕事探しやパートナー候補のリサーチを通じて生活を向上させることまで、さまざまな活動を促進するためにソーシャルメディアを使っています」と、アブソルート・データ社EVPのスハレ・カプールは述べている。
インドのブランドにとってソーシャルの成長は何を意味するか
ソーシャルメディアも急速に勢いを増している。現在の成長率とオンライン・インド人のソーシャルメディアへの参加意向から、今後6ヶ月の間に、毎日45,000人のオンライン・インド人がソーシャル・ネットワーキング・サイトに参加する意向があると、この調査は推定している。
ニールセンについて ソーシャルメディアにおけるブランドの認知度を尋ねたところ、オンライン・インド人の4分の1がソーシャルメディアを利用しているブランドを思い出すことができた。ソーシャル・ネットワーキング・サイトを利用している消費者のうち、これらのプラットフォームでブランドをフォローしていると主張する消費者は少数ながら増加している。
これは、単一のブランドがソーシャルメディア空間を "所有 "しているわけではなく、"ソーシャル "ブランドになる機会が圧倒的に多いことを示している。ソーシャルメディアに存在感を示すことは、"革新性"、"顧客フレンドリーさ"、"クールさ "を意味する。
ソーシャルメディアを通じたブランド・エンゲージメントが増加
4,000万人近いインド人が、購入の意思決定にオンライン・レビューを利用しており、インターネットを利用しているインド人の67%が、購入の際にオンライン・レビューを参考にしている。個人の意見がソーシャル・ウェブ上で通用するようになるにつれ、オンライン・ユーザーは、ブログやソーシャルメディア・サイトなど、自分自身を表現するさまざまな出口を求めている。
インド人もまた、ソーシャルメディアを使ってブランドとコミュニケーションすることを望むようになっている。ソーシャルメディア・ユーザーのインド人の60%が、ブランドからのアプローチに前向きであることから、ソーシャルメディアは、一般的に時間に追われ、従来の広告形態を邪魔で好ましくないと考える消費者とブランドとの間のダイナミズムを変える力を持っていることがわかる。
このような新たな行動は、消費者の意見やブランド擁護、あるいは批判がソーシャルネットワークを通じてかつてないほど速く伝播する世界において、ブランドが消費者の期待に応える必要があるという事実を示している。
ニールセンについて 研究
この調査は、インドの上位5都市と第1級都市に住むあらゆる階層の2000人を対象に、オンライン調査によって実施された。調査は、AbsolutData Research & Analyticsが管理する独自のインターネット・パネルIndia Speaksを通じて全国で実施された。