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ロシアでは、自動車所有者はドイツと日本のディーラーに向かう

2分で読む|2012年3月

車といえば、メルセデス、トヨタ、BMWがロシアのドライバーの頭にある。この3つのブランドは、ロシアの自動車所有者を対象としたニールセンの最近の調査で、ブランド認知度の点でトップに立った。この調査は、ロシアで最も人気のある自動車メーカーを評価したもので、メーカーの原産国がブランド・ロイヤルティにどの程度影響するかを明らかにすることも目的としている。

この上位3ブランドは、64%、63%、61%で、ロシアの自動車メーカー、ラーダ(57%)と日産(51%)を上回った。つまり、他のブランドの方が認知度が高くても、多くのロシア人が自動車ブランドを聞かれたときに真っ先に挙げたのがラーダだったということだ。ラダが最初に挙げられた割合は17%で、トヨタ、メルセデス、BMW(それぞれ9%、8%、7%)を上回った。

4715 ロシア自動車普及チャート - ワイヤー1

4715 ロシア自動車普及チャート - ワイヤー2

原産国別では、日本がブランド・ロイヤリティの点でリードしており、日本製自動車を所有している人の88%が、次回も日本製モデルを購入する意向を示している。ラダをはじめとするロシアのメーカーはあまり芳しくなく、ロシア製の車を所有している人のわずか3分の1しか、次回の購入は国産ブランドにこだわるつもりはないようだ。代わりの選択肢として、多くの人がドイツや韓国に目を向けているが、ロシアの自動車所有者が最も求めているのは依然として日本ブランドである。

クルマに求めるものは、信頼性と品質がトップ(66%)で、価格(58%)と燃費(51%)がそれに続く。新車を選ぶ際に環境を考慮するロシア人はわずか6%である。

ロシアの自動車所有者の43パーセントだけが、購入時に考慮すべき主な基準のひとつと考えている。全体として安全性の重要性はやや低いものの、特定の安全機能を犠牲にすることはできない。ステアリングブースターとエアバッグは、ほとんどのロシア人自動車所有者にとって必須であり、それぞれ73%と70%のロシア人が、これらの機能がない車は購入しないと答えている。

ニールセンについて 調査

この自動車所有者を対象としたオンライン調査は、ロシアの自動車所有者の行動の変化を明らかにするため、2011年第3四半期にニールセンが実施した。1,100人以上の自動車所有者を対象に行われた。サンプルは、性別、年齢、居住都市、回答者の車のクラスに基づいて割り当てられた。

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