マーケティング担当者はデジタル時代に勝ち残るためには質の高い消費者接触が必要と確信
20億人以上のオンラインユーザーが存在し、今後5~10年間に大幅な広告予算の増加が期待されるアジア太平洋地域では、データドリブン・マーケティングまたはプレシジョン・マーケティングの成長が見込まれています。
ニールセンはマーケティングの次の段階での戦略についてアジア太平洋地域のマーケティングリーダーを調査しました。それによるとソーシャル、検索、モバイルに大きな投資をするだけでなく、今後1年以内に新しいアプリケーションであるプレシジョン・マーケティングへの投資額を14%から支出額の約5分の1(19%)まで増加させる可能性があることを明らかにしています。今後6ヵ月間で、アジア太平洋地域の広告主がマーケティング費用を配分する上位3つのプラットフォームは、Facebook / Instagram(60%)、Google / YouTube(43%)、およびモバイル(42%)ですが、その一方で、データサイエンス/モデリング(36%)、高品質のサードパーティデータ(32%)、ROIを測定するための分析(28%)など、高度なアプリケーションへの投資も益々加速しています。
ニールセンプレシジョンマーケティング調査は、2018年11月から2019年2月の間に日本、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、イスラエル、マレーシア、ミャンマー、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムの16の市場のニールセンの顧客である広告主に対してオンライン調査で実施され、合計81人の広告主から回答を得ました。回答者は、FMCG、小売、Eコマース、家庭用耐久財およびテレコム/テクノロジー業界の企業で、それらの企業の年間売上高の合計は10億米ドルを超えています。その結果をまとめた「デジタルジャイアントの目覚め~アジア太平洋地域におけるプレシジョン・マーケティング」レポートは、プレシジョン・マーケティングの実現要因としてのデータマネジメントプラットフォームに焦点を当て、アジア太平洋地域の20億人のオンラインユーザーへのマーケティング機会を利用することに関心を持つ広告主、広告代理店、メディアオーナーに重要な意味を提示しています。