本コンテンツへスキップ
02_Elements/Icons/ArrowLeft 戻るインサイト
インサイト>パースペクティブ

日本ブランドが市場で成功するためのアーンドメディアの活用

1分で読めるシリーズ|ニールセン デジタル シニアアナリスト 高木史朗|2021年12月号

海外市場における広告信頼度調査データの分析結果

海外進出している日本企業にとって、各市場でのコミュニケーションが成功させるには、その市場のメディア視聴状況や競合他社の広告出稿状況を把握した上でメディアプランを検討することが重要です、加えて、様々な広告や情報に対する信頼度の違いを把握することも重要になります。新型コロナウイルスの感染が拡大し始めている初期には「~が予防に効く」フェイクニュースが広まったことから、日本国内においてインターネット上の口コミに対する信頼度が低下しました。

韓国や香港は、日本よりもアーンドメディア上の情報に対する信頼度が高い。

韓国や香港をはじめ、インターネットが広く浸透した日本と似たような環境と理解して進出しているブランドが多いでしょう。2021」によると、日本では「ブランドサイト」に対する信頼度が最も高いのに対して、韓国や香港では「友だちや家族からの勧め」が最も信頼されています、また、韓国では「インターネット上の消費者の口コミ」、香港では「インフルエンサーマーケティング」「ニュース記事などのコンテンツ」アーンドメディア上の情報が21項目中5ランクインして、企業の広告が上位にランクインして日本とは大きく異なります(図表1)アジア・パシフィック全体で「インフルエンサーマーケティング」、Z世代やミレニアル世代からの信頼度が高いことなど年代によっても信頼されて広告情報や異なるため進出しようと考える市場において信頼情報を正確に把握することが重要になります。

Chart1 _広告への信頼度

信頼度の高い広告、情報は行動を起こすきっかけになる

消費者がその広告や情報を信頼していること、実際の購入などの行動を起こしやすくなります。

Chart2_広告の信頼度

消費者が購入を検討する際に参考にする情報源は、その商品カテゴリによって異なるため、信頼する広告や情報もカテゴリによっても異なります。

図表3_広告に対する信頼度

市場やカテゴリ、年代によって広告や情報に対する信頼度は異なりますが、各市場で消費者とのコミュニケーションを考える上でデジタルの活用が重要であることは広く理解されています、そこでどのような施策を選択して成功を収めるか、広告信頼度を正確に把握するか、大きく左右されます。

類似のインサイトを閲覧し続ける