自分の車を持つ自由ほど素晴らしいものはない。誰にも頼らず、公共交通機関にも頼らず、A地点からB地点まで移動できる能力は、独立心と誇りの両方を生み出す。ニールセンについて 、新車であれ中古車であれ、人々は車の所有に情熱を注いでいる。ニールセンの調査結果は、この情熱が世界中の自動車販売の原動力となることを示している。
自動車購入の意思決定プロセスにおいて、手頃な価格とニーズは中心的な要素であるが、人口動向の変化、富の蓄積、願望の高まりも新たな需要を後押ししている。このような需要の拡大は、自動車メーカーにとって朗報であるが、このような需要の原動力となる要因を理解することは、自社製品に適した消費者を獲得する上で極めて重要である。
購入の意図
ニールセンの自動車購入意向に関するグローバル・オンライン調査によると、60カ国の回答者の65%が今後2年間に新車または中古車の購入を予定している。
新車購入意向が最も強いのはアジア太平洋地域で、回答者の65%が新車を購入すると答えているのに対し、中古車購入予定者はわずか7%である。同地域では、インド(77%)、中国(76%)、タイ(68%)、インドネシア(63%)の消費者がこの新車需要を牽引し、購入意向が最も高い。中南米、中東・アフリカ、北米でも新車購入意向が優勢だが、これらの地域では新車と中古車の購入意向の比率は小さい。一方、ヨーロッパでは、今後2年間に新車(22%)よりも中古車(28%)の購入を予定している回答者が多い。