本コンテンツへスキップ
02_Elements/Icons/ArrowLeft 戻るインサイト
インサイト>デジタル&テクノロジー

消費者に共感され、行動を促す広告とは

1分で読めるシリーズ|2019年12月

ニールセンデジタルアナリストコヴァリョヴァ・ソフィヤ

2019年10月に弊社が発表した「消費者のスクリーンの利用状況」では、消費者が信頼するメディアとして、オンライン上の口コミ、ブランドのウェブサイトなどデジタルメディア全般が向上していることについてレポートしました。

どの世代でもデジタルの情報信頼度が向上している

それぞれの世代でどのような情報、広告が信頼されているかについて見ていきます。(図表1)

若い世代では信頼するメディアであるほど態度変容を起こしやすい

では、信頼度が高ければ必ず商品の認知や購入意向向など、態度変容につながるのでしょうか?広告による態度変容への影響は世代間で異なることが分かりました。実際に2つの各世代が商品やサービスを利用/購入/ダウンロードするきっかけとなった情報、広告上位5つを表しています。20代以下では信頼情報と利用/購入につながる情報が違って見えます、信頼する情報・広告であるほど、それをきっかけに商品の購入につながっていることが分かります、特にオンライン、オフライン問わず口コミは最も購入につながりやすい、22%がそれらの情報をきっかけに利用や購入をしたことが回答しています。

また、どのメディア形態でも若い世代の広告をきっかけに態度変容を起こしやすいことが分かります。両世代で最も購入につながっている「知人からの勧め」に注目すると20代以下では22%がそれらの情報をきっかけに利用や購入したことがあります。

憧れ」をテーマにしたものや「有名人が推薦する」広告を若い世代に共感されやすい。

最後に各世代でどのような内容の広告が共感を得やすいかについて見ていきます。(図表3)。

若い世代では特にスクリーンを跨いだ総合コミュニケーションプランが重要です。 

広告キャンペーンを成功させる、ターゲットとなる消費者にリーチする、メッセージに対して好意的な反応を獲得する、そして意図的に行動を引き起こさせる必要があります。

デジタルの情報源はどの世代でも信頼度が増していますが、若年層では特に、信頼度が高いメディアであるほど消費者のアクションに繋がりやすいため、若い世代の変容を考える上で重要なのは、テレビ広告など従来型メディアへの依存度が高い高齢層と比べて低いこと、これらの広告媒体に対する信頼や行動を喚起される度合いは依然として高いです。スクリーンを跨いて総合コミュニケーションプランは特に若い世代へリーチ、好意的な反応を獲得することが重要になる昨年にはデジタル広告が費やされて、ほぼ同等の伸長に、今後さらにデジタル広告を増やすことが期待されています、広告主はどのターゲットがメディアを信頼、その情報接触態度によって変容をするのか?

類似のインサイトを閲覧し続ける