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2010年第1四半期、世界の広告予算 12.5%増に回復 中南米とアジアの消費急増が牽引

4 分で読む|7月2010

広告予算は前年同期比4%増、同18%増、同横ばい

テレビが世界的な成長をリード、新聞は回復、しかし雑誌は依然困難

FMCGは、金融サービス業界と自動車業界の力強い回復により、引き続き広告予算 部門トップの座を維持

ニューヨーク - 2010年7月12日- 2010年第1四半期の世界の広告予算 (レートカード)は前年同期比12.5%増の1,100億米ドルとなり、世界の広告業界の期待を高めている。 ニールセン・カンパニーの最新グローバル・アドビュー・パルス・レポートによると、2010年第1四半期は全地域でプラス成長となり、中でもラテンアメリカの広告予算 前年同期比48%増と最大の伸びを記録した。 第1四半期の広告予算 前年同期比で最も増加したのはブラジル(55%)、メキシコ(43%)、アルゼンチン(35%)で、インド(34%)、香港(24%)がこれに続いた。 世界最大の広告市場である米国の広告予算は前年同期比4%増だった。

「広告業界にとって18ヶ月連続で厳しい状況が続いた後、ようやくプラスに転じ、曲がり角に来た。 「二桁の回復は有望な兆しではあるが、数字はまだ景気後退前の水準にはかなり遠く、成長の次元は実に2009年上半期の不振と関連している。とはいえ、特に不況時に最も打撃を受けた2つのセクターである金融サービスと自動車産業において、広告主が再び自信を取り戻しているのがわかる。" 

世界最大の自動車会社3社が第1四半期の広告主上位10社に名を連ねた。 第1四半期は、冬季オリンピックとワールドカップの開催が世界の広告予算 押し上げたが、実質的には横ばいか若干のプラスで終わる見込み。

地域別では、広告予算 アジア太平洋地域で13%増加したが、アジア太平洋地域では横ばいであった。 2010年ワールドカップの恩恵を受け、広告費は18%増加したが、欧州では7%の増加を記録した。欧州の上位5市場では、回復が最大の課題となっている。

「広告の成長は、景気後退後の広告ブームがたどった道を忠実にたどっている。とはいえ、この目覚ましい成長率を文脈に即して考えることは重要だ。 とストラッツェラ氏は付け加えた。

アジア太平洋地域では、香港(34%)、香港(24%)、香港(23%)、香港(22%)を筆頭に、13市場中9市場が2桁成長を記録した。アジア太平洋地域最大の広告予算 市場であり、世界でもトップ3に入る香港の広告予算 、18%増の220億米ドルとなった。

ヨーロッパでは、上位5市場のうち、広告予算 11%の伸びを記録し、8%がそれに続いた。残りの主要市場では、それぞれ5%と8%の伸びを示したが、3%の減少が続いている。

世界全体では、テレビが最大の広告シェアを獲得し、第1四半期は前年同期比16%増となった。テレビの広告予算 、ラテンアメリカ(53%)から(9%)までのすべての地域で二桁の伸びを記録した。過去の不況を振り返ってみると、広告予算 回復すると、広告主は主要媒体としてテレビに回帰している。

「テレビへの支出が戻ってきたことは、回復のもうひとつの明るい兆しです。 昨年成長した唯一の媒体であるインターネットを除くと、テレビは最も損失が少なく、最初に回復した媒体である。

ラジオ広告費は10%増、新聞広告費は9%増と回復した。 一方、雑誌広告費は世界的には横ばいだが、米国では7%減少した。 

 「まだマイナスではあるが、これは2008年第2四半期以来、雑誌業界では最高の四半期結果である。まだマイナスではあるが、1年半前に比べれば改善されている」とストラッツェラ氏。

伝統的な4大メディア以外では、インターネットが引き続き好調で、2009年第1四半期の広告予算 前年同期比12%増となった。

自動車(19%増)、金融サービス(17%増)、耐久消費財(16%増)はすべての地域で回復した。 FMCG部門では、ハウスキーピング用品と化粧品・トイレタリー(それぞれ+27.4%と+25.6%)が成長を牽引し、食品・飲料が僅差で続いた。FMCGカテゴリーと家庭用電化製品は、金額でも変化率でも成長率の上位5カテゴリーを占めている。

世界トップのFMCGメーカーであるプロクター・アンド・ギャンブルとユニリーバは、第1四半期に世界で最も広告費を費やした企業である。