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米国のスポーツスポンサーシップTV放映額、2017年は5400万ドル以上成長

2分で読む|2018年2月

かつてないほどメディアとの接点が増えた現在でも、スポーツは私たちの心の琴線と関心を惹きつけてやまない。実際、テレビにおけるスポーツコンテンツの量は15年ぶりの高水準にあり、2017年にはスポーツイベントと肩番組(スポーツアンソロジー、解説、ニュースを含む)が134,000時間を占めた。

当然のことながら、ブランドはスポーツの熱心な視聴者を取り込もうと躍起になっており、そのために多くのブランドが大きな予算を割いている。NFL、NBA、MLB、NHL、PGAツアー、NASCAR、INDYCARのスポーツスポンサーシップは、2017年に米国のテレビ全体で73億5000万ドル以上のQIメディアバリューを占めた。ニールセンのメディア評価データベース「Sport24」によると、これは2016年より5400万ドル増加した。QIメディアバリューとは、ニールセン・スポーツの世界的な業界標準であるスポンサーシップ測定で、露出の質と重み、視聴者規模、1000人あたりのコストを考慮したものである。

スポーツはブランドにとってあらゆる機会を与えてくれるため、従来とは異なるカテゴリーでスポンサーシップが伸びていることはそれほど驚くべきことではない。銀行、金融サービス(ウェルス・マネジメント、クレジットカードなど)、ヘルスケアの過去3年間の平均成長率は年8%だった。

スポーツスポンサーシップへの新規参入組が人気を集める一方で、前年比で最もテレビQIメディアバリューを獲得したのはテクノロジーブランドであり、ビデオゲームと家電がそれに続いた。特にビデオゲームカテゴリーは、NBAにおけるソニー・プレイステーションの存在感の高まりが牽引した。一方、テクノロジーと家電ブランドのQIメディアバリューの伸びは、NFLのスタジアムとNBAのアリーナのプレゼンス増加によるものである。esportsが引き続き人気を博し、スポーツをデジタル時代へと牽引していることから、技術志向のブランドは今後もファン層全体への露出から価値を得ることが期待される。

スポーツファンのメディア消費習慣が進化し続ける中、スポーツリーグ、チーム、スポンサーはより総合的なアプローチでアクティベーションに取り組んでおり、新たな施策がその効果を把握するのに役立っている。ニールセンの「Year in Sports Media Report U.S. 2017」をダウンロードして、ソーシャルメディアチャンネルを通じたブランド露出の最適化など、米国の主要スポーツがどのように適応しているか、ニールセンについて 。  

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