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米国の多文化消費者にとって、物語の時間は家族の時間である

2分で読めるシリーズ|2015年7月

年間1兆4000億ドルを超える購買力と、着実に増え続ける人口基盤を持つ米国のヒスパニック市場は、文化的にも消費者としても、様々な産業に影響を及ぼしており、地元の書店でさえも、その影響を受けているのです。実際、新しい調査によると、ヒスパニック系の家族は、米国の一般的な人口よりも子供に本を買い与える傾向が強いことが判明しています。

児童書の購入者は45歳以下の女性が多く、白人以外の民族、特にヒスパニック系は一般の人々よりも購入する傾向がある。ヒスパニック系は児童書購入者全体の14%を占め、一般の人よりも27%購入率が高い。2013年の全米の1歳未満の子供390万人のうち、49%が多文化出生で、2000年から2012年にかけての多文化な子供の人口増加のほとんどは、ヒスパニック系の出生に起因するものである。また、子どもの本の購入に関しては、印刷物や対面での体験が主流ですが、多文化な消費者は非常にネットに接続し、モバイルに精通しており、スマートフォンやその他のデバイスを非文系消費者よりもはるかに高い割合で使用しています。

人口増加と購買力の拡大という2つのエンジンに後押しされ、ヒスパニックは人口統計と社会トレンドの収束の最先端にいます。このことは、書籍業界にとって何を意味するのでしょうか。出版社は、このダイナミックで急成長中の消費者グループがもたらす機会を探る必要がある。バイリンガル版の可能性は?新しいプロモーションのパートナーシップは?何が今日の多文化消費者の行動を動かしているのかを理解することで、マーケティング担当者は、米国の消費経済の中で最もダイナミックなセグメントのひとつと長期的な関係を築くことができるのである。

9月16日に開催されるニールセンの2015年チルドレンズ・ブック・サミットでは、児童書市場について深く掘り下げ、顧客は誰か、何を好み、どのように顧客と関わっていくかを考えます。

詳しくは、インサイトニールセンの最新の米国児童書事情報告書をダウンロードしてください。

メソドロジー

ニールセン米国児童書事情レポートは、2013年から2014年にかけて、毎月6,000人の書籍購入者を対象に英語で実施したオンライン調査「Books & Consumers Monthly Tracker」のデータを使用しており、年齢、性別、地域別に全国代表サンプルから選出されています。ヒスパニック系、アフリカ系アメリカ人、アジア系アメリカ人、その他多文化な回答者の代表も含まれています。

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